「志るべ」2022年1月号に「天風会は3.0」なるコンセプト策定し、ポストコロナに向け永続的な発展を推進してゆく」とのことです。
天風師が直接に教示した50年間を「天風会1.0」、帰霊後に直弟子や古参会員を中心に引き継いできた50年間を「天風会2.0」とし、今後50年間を孫弟子や新会員が継承してゆく「天風会3.0」とするとのことです。今風の ITバージョンアップの用語を用いて上手く仕分けています。
私は海外で37年間一人行修しているため「1.0」の基本は押さえながらも、いつしかかなり自己流になって来ています。また行修に無いものを補うために、また加齢に対応しながら変えて来ています。私はそれを「天風哲理2.0」と自称して来ました。私はそれでよしとしてそこに留まっています。
さて、そこで「天風会3.0」とは、何なのかと考えてしまいました。何をもって3.0なのか。ITを駆使したデジタル化の教義を指すのか、それも一つの方向性かもしれません。孫弟子も高齢化し少なくなって来ていますので、新たな「天風会3.0」の世代替えの工夫が必要なのかと思います。
私は天風師ならこのデジタル新時代にどう対応したかを常に考え続けています。師は「真理は絶対」「宇宙霊は不滅」と言っています。それを、ひ孫弟子や玄孫弟子がどう受け継いでいくのか、天風会は難しい課題に直面している事と推察します。会のご健勝を祈りたい気持です。
私の考えますのは無理して3.0とバージョンアップしなくも、基本というか基盤となる天風哲理1.0の行修を徹底させ、それを継承して行けばよいと思う。それが天風会のやることで、後は各自の求道に任せておけば良いのでないか。
誠に有り難いことは「道を求めて来た者に、そこに教えの場がある」が、天風会の存在価値です。求める者にいつでも1.0のドアを開けておくべきです。数ではない、一人が求めて来たら、その一人にアナログの1.0を全力で教授すればいい。
真理は絶対、一人を恐れるな、天風は一人であった。
天風会3.0
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