私は私の求むるところのものを、最も正しい事柄な中に定めよう。
そして、それをどんなことがあっても、動かざること山のごとき盤石の信念と、脈々として流れ尽きざる、あの長い川のごとく、一貫不断の熱烈たる誠をもって、その事柄の実現するまで、いささかも変更することなしに、日々、刻々、ハッキリと、心の中に怠りなく連想して行こう。ちょうど、客観的に看察するがごとくに、、、。
私は、もはや、消極的の思想や暗示に感じない。そうしたものは私を動かすことができない。
私は断然そうしてものより、より以上のものである。
私は、もはや、あらゆる人生に中の、弱さと小ささを踏み越えている。
そして、私の心は、今絶対に積極である。
おゝそうだ、私の心は力と勇気と信念で満ち満ちている。
したがって私の考え、私の言葉、それはいずれも颯爽とし、いつも正義である。
だから、私には、人生のあらゆる場面に奮闘し得る、強い強い力があふれているのだ。
そして、私の人生は、どんな人の世の荒波に脅かされても、あの大岩の上に毅然として立つ灯台のように、平静と、沈着と、調和と、光明とに、輝き閃いて入りのだ。
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いよいよ「天風瞑想録」最後の十三巻となりました。
この巻は「一念不動の誦句」と「修道大悟の誦句」が綴じられていますが、両誦句とも長いので2ヶ月に分けて掲載しました。
「一念不動」は、これまでの天風暝想録で述べてきた誦句の総まとめで、「積極思考=観念(鋳型)=創造=理想=信念=成熟(実現)」を、一念不動に実践することを説示しています。
宇宙霊は鋳型の中に流れ込み、観念通りの状態を造りだす。ですから己の求るものを心に描いたら、それを堅持してどんなことがあっても、確実にその事柄の実現するまで、ひたすらに強固な信念をもち、繰り返し一念不動に心に刻みつけて行くことである。
「実現する!」と断定した時に、その事柄は宇宙霊の世界では、最早実在となっているから、感謝を持って先取りすればいいわけです。
再度;『私は、私の求めるものを、一貫不断の熱烈たる誠をもって、その事柄が実現するまで、いささかも変更することなしに、日々、刻々、ハッキリと、心の中に連想して行こう』。
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