2019年4月アーカイブ

225px-Albert_Einstein_Head.jpg 「天風誦句集」の根底に一貫して宇宙的宗教感の愛が流れています。
 アインシュタインもこの宇宙的宗教感情的を「引力=愛」と定理していました。ただ、彼は科学者としてこの定理はまだ理解されぬとして、アインシュタインの娘リーゼルに、死後20年間は内容を公開しないという指示して1通の手紙を遺していました;
 「私が相対性理論を提案したとき、ごく少数の者しか私を理解しなかったが、私が人類に伝えるために今明かそうとしているものも、世界中の誤解と偏見にぶつかるだろう。
 必要に応じて何年でも何十年でも、私が下に説明することを社会が受け容れられるほど進歩するまで、お前にこの手紙を守ってもらいたい。
 現段階では、科学がその正式な説明を発見していない、ある極めて強力な力がある。それは他のすべてを含みかつ支配する力であり、宇宙で作用しているどんな現象の背後にも存在し、しかも私たちによってまだ特定されていない。
 この宇宙的な力は愛だ。
科学者が宇宙の統一理論を予期したとき、彼らはこの最も強力な見知らぬ力を忘れた。
 愛は光だ。
それは愛を与えかつ受け取る者を啓発する。
 愛は引力だ。
なぜならある人々が別の人々に惹きつけられるようにするからだ。
 愛は力だ。
なぜならそれは私たちが持つ最善のものを増殖させ、人類が盲目の身勝手さのなかで絶滅するのを許さないからだ。
 愛は展開し、開示する。
 愛のために私たちは生き、また死ぬ。
愛は神であり、神は愛だ。
 この力はあらゆるものを説明し生命に意味を与える。これこそが私たちがあまりにも長く無視してきた変数だ。
それは恐らく、愛こそが人間が意志で駆動することを学んでいない宇宙の中の唯一のエネルギーであるため、私たちが愛を恐れているからだろう。
愛に視認性を与えるため、私は自分の最も有名な方程式で単純な代用品を作った。
「E = mc2」の代わりに、私たちは次のことを承認する。
世界を癒すエネルギーは、光速の2乗で増殖する愛によって獲得することができ、愛には限界がないため、愛こそが存在する最大の力であるという結論に至った、と。
私たちを裏切る結果に終わった宇宙の他の諸力の利用と制御に人類が失敗した今、私たちが他の種類のエネルギーで自分たちを養うのは急を要する。
 もし私たちが自分たちの種の存続を望むなら、もし私たちが生命の意味を発見するつもりなら、もし私たちがこの世界とそこに居住するすべての知覚存在を救いたいのなら、愛こそが唯一のその答えだ。
 恐らく私たちにはまだ、この惑星を荒廃させる憎しみと身勝手さと貪欲を完全に破壊できる強力な装置、愛の爆弾を作る準備はできていない。
しかし、それぞれの個人は自分のなかに小さな、しかし強力な愛の発電機をもっており、そのエネルギーは解放されるのを待っている。
 私たちがこの宇宙的エネルギーを与えかつ受け取ることを学ぶとき、愛しいリーゼル、私たちは愛がすべてに打ち勝ち、愛には何もかもすべてを超越する能力があることを確信しているだろう。
 なぜなら愛こそが生命の神髄だからだ。
 私は自分のハートの中にあるものを表現できなかったことを深く悔やんでおり、それが私の全人生を静かに打ちのめしてきた。恐らく謝罪するには遅すぎるが、時間は相対的なのだから、私がお前を愛しており、お前のお陰で私が究極の答えに到達したことを、お前に告げる必要があるのだ。
あなたの父
アルベルト アインシュタイン」

 天風師は「引力=愛」という宇宙的宗教感情を、宇宙法則として直感で捉えていました。
 1922年(大正11年)アインシュタインの訪日の時に、天風師(当時46歳)は、東京市内を案内しています。この時にアインシュタインとの会話に:
   「日本人はシルクハットにエンビ服を着て下駄を履くや?」
   「然らず」
   「かの学生は和服の下にシャツを着ておるが如何?」
   (日本の上っ面の西洋化の滑稽さを質されて)「答えに窮した」とあります。
 補記:この訪日時にアインシュタインは二人の息子に宛てた手紙に;『私が会った全ての人々の中で、日本人が一番好きだ。謙虚で物分かりや察しがよく、技術に対する勘があるから』と訪日した際の感想を述べている。
 また、『人類と日本人に寄せる予言』(超常科学謎学事典)に、こんなメッセージを日本に寄せていました;『世界の未来は進むだけ進み、その間、幾度かの争いがくりかえされ、最後に闘いに疲れるときがやってくる。そのとき、人類は真の平和を求めて、世界の盟主を上げねばならない。この世界の盟主となるものは武力や金力ではなく、あらゆる国の歴史を超越する、もっとも古く、もっとも尊い国柄でなくてはならぬ。世界の文化は東洋に始まり東洋に返る。それは東洋の高峰、日本に立ち戻らねばならない。我々は神に感謝する。天が我々に、日本という尊い国を創ってくれたことを』

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