今月から天風会メールマガジンが配信されたので、さっそく登録して拝読しています。
これまでは自宅の部屋に日めくり天風箴言の黒と赤のカレンダーを掛け、卓上の箴言カレンダーをオフィスの机の上に置き、毎日めくってはその日の糧としてきました。
カレンダーは天風著「智慧のひびき=天風哲人箴言注釈」と「真理のひびき=哲人哲語」からの箴言です。この2冊をかれこれ32年も掛けてますので、さすがに薄黄色に日焼けしていますが、朝の行事として相も変わらず新鮮な気持ちで1万2千日ほど読み返してきました。
これは習慣になっていますのでこのまま続行ですが、有り難いことにそのうえメルマガが配信され「中村天風一日一話」が拝読できることになりました。メルマガの構成は「元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話」からデジタル化されました。「進化と向上」を地で行っています。
さらにメルマガは「〜今月の天風箴言〜」として、私のとても好きな箴言になっています:
「何としても怒り悲しみ怖れを抑制することの出来ない時は、そういう時こそクンバハカ密法の修練に最も都合のよい時であるから一段と真剣に実行するがよい」を載せています。
9月14日の今日の箴言には;
<他人の批判より自己省察>
「ことわざに『人のふり見てわがふりなおせ』というのがあるが、他人の言葉や行為をやたら批判する人というものは、人のふりにわがふりを正しく照合して、是正しようとはしないので、ただあしざまにそれを批判するだけなのであるから、したがってその批判から少しの価値あるものも、わが心に感得しない。
みだりに他人を批判することを本位として、いささかも自己省察を施さないがために、人生に何よりも大切な自己自身の統御ということに、少しの進歩も向上も顕現しないのである」。
また他の箴言にも「人を憎んだり恨んだり或は中傷したりする人は、自分もまた必ず他の人からそうされると言うことを、忘れてはならない」とあります。
しかし、箴言はただ読んだだけなら「なるほど」と知識だけに留まります。これを真に自分の叡智とするには、毎日のクンバハカ+積極心の養成+天風打坐の下支えと実践が要請されてきます。天風哲理の厳しさはここにあります。心したいものです。