昨年6月からハワイのコナに天風会が発足したとのことを知りさっそくホームページを拝見しました。
先ず強い印象を受けたのは、掲載されているすべての写真が、ハワイの太陽を浴びてとても明るいということでした。私は思わず写真に向かい天風式光線呼吸法をして、ハワイの太陽をまる呑みしたい衝動にかられました。
このような太陽エネルギーの下で、呼吸操錬や統一体操のできる人たちはなんと幸せなのでしょう。ハワイの恵まれた環境がすでに天風先生の説く、明るく、朗らに、正直、親切、愉快になっていますので、あとは朝の体操とクンバカカ法を習得するだけになっています。常夏ですのでどうしても肛門が緩みがちになりますので、クンバハカをしっかりと実行すれば、もう天風哲理の半分をマスターしたことになります。誠に羨ましいかぎりです。
さて、天風先生はハワイに行かれてないはずですが、私のこの天風会ハワイへの思い入れはどこからきたのかと考えましたら、天風会四代目・杉山彦一会長の講義に想い至りました。杉山先生が講義の最後に何度か(時にはテープレコーダーを持ちこんで)、天風精神はこれだよと「ひょっこりひょうたん島」の歌で結んでいました;
苦しいこともあるだろさ
悲しいこともあるだろさ
だけどぼくらはくじけない
泣くのはいやだ 笑っちゃおう
進めひょっこりひょうたん島〜♪ (井上やすし・詞)
ハワイを「ひょっこりひょうたん島」に喩えてよいものかわかりませんが、私にはこの記憶がオーバラップしていました。
日本の人が日常生活の疲れからハワイ旅行にでかけて生気を養ってくるのもこんなところにあるのかも知れません。実際に会員のなかに東日本大震災の被災者がハワイに来られて癒され、強い心の再建をしておられるようでした。
月曜から土曜日の朝7時から天風式体操をやっているようですので、ハワイ旅行の折に是非とも参加してみたいものです。そして体操のあと椰子の木陰に腰掛け、ハワイのコナコヒーを愛でるなど至福な一時になるかと思います。
こうした磁場に天風会の教えの場が発足したことは、意義のある素晴らしいことでして、天風先生もきっとお喜びの事と思います。同じアメリカに身をおく者として、天風会ハワイの継続とご発展を心から祈望しています。