羊は明治になって日本に入ってきましたので馴染みが薄いのですが、漢字の象形としていち早く入ってきました。
理想の心といわれる「真善美」の、愛として「善」、調和の「美」をはじめ、羊と我とで「義理」、人を加え「儀式」、言を加えて「会議」、あなた「様」、水が満ちあふれる「大洋」勢い盛んでめでたい「吉祥」良いを含んで「養う」、祝いの甘い「羊カン」、よいことに関わる漢字に羊が使われています。
きわめつきは胎児を守ってきた「羊水」でして、38億年前に生命を誕生させた原始の海とほぼ同じ成分といいますから神秘的です。羊とは原始の時代からのお付合いとなります。
2015年は羊に気を加え「羊気」と漢字を創作し、柔らかく暖かい「ウール」に包まれて、明るく、羊気に活きましょう。
みな様どうぞ吉祥のよいお年をお迎えください。
本年もよろしくお願いいたします。
元旦