先日6月3日に東大寺大仏殿を拝観してきましたが、今頃になってその創建の偉大さに感心しています。
これまでに鎌倉、台湾、中国、ブータンなどで大きな仏像を見て来ましたが、いずれも「金堂」がありません。
大仏像に雷雨や雪をしのぐために「金堂」を建てたとは壮大な発願です。そして奈良時代からこれまで鎌倉期、江戸期の再建を経て現存の寺観が整えられています。
金堂は間口57メートル、奥行き50メートル、高さ49メールで(いずれも約)、世界最大級の木造建築を誇っています。
信仰の力ですが、今の日本人にこの心のスケールがあるのだろうか。心意気だけは受け継ぎたいものです。
(南大門)
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