おかげさま詣り

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IMG_7958.jpg 伊勢神宮はたくさんの若者でにぎわっていた。
 パワースポット参拝の感覚で、その後はおかげ横丁を散策のようです。伊勢では「おかげ」と名のつくお店が目につきました。おかげさまはいい言葉ですね。
 伊勢参拝はそんな「おかげさま」を、感じさせてくれます。

 杉山彦一元四代目会長の「いのちを活きる」で、「刺身は海に泳いでいない」と言われました;
『私達は、人様のおかげで自分の生活ができているのである。
 身につけている洋服も、ネクタイも、 靴も鞄も、
 みな世間の人々が作ったものである。自分で作ったものは一つもない。
「この洋服は俺の物だ。十万円で買ったんだ。純毛だぞ」というけれど、
 よく考えてみれば、とても十万円で洋服はできるものではない。
 オーストラリアが原産地の純毛を例にとろう。
 牧場を経営している人がいる。
 羊を養育し、伸びた毛を刈り取った人がいる。
 その毛をトラックにのせて、
 草原や砂漠を越えて輸送した人がいる。
 クレーンを操る人は、山のような羊毛を船に積み込む。
 南太平洋の波濤を越えて、数万トンの船を名古屋港まで、
 はるばる航海してきた人達がいる。
 船から羊毛をおろし、トラックに積みかえ尾張まで運ぶ。
 一宮市は織物の盛んな所である。
 糸を作る。糸を染める。
 布を織る人と、多くの人の手を経て、生地はでき上がる。
 生地を積んだトラックは、深夜の東名高速を疾走し、
 東京の日本橋に着く。
 生地は問屋から流通機構を通じて、さばかれる。
 店頭にある生地を見とめて、私は洋服を注文する。
 寸法をはかり、デザインする。
 やっと出来上がった洋服が、金十万円。
 多くの人々の協力があってこそ、
 十万円で洋服が自分のものになるのである。
 私達は、世の人々のおかげで、
 生活をしていることになる。』 
    (おかげさまに感謝です)

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このページは、三休が2024年6月 8日 18:46に書いた記事です。

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