人口密度の高い小さな台湾に、台湾人、客家人、外省人、山地人がいて、それぞれが自分の出自にこだわりを持っています。こうしたことが選挙戦でも、緑の民進党、青の国民党、白の民衆党と無所属と色分けされて出て来ます。
李登輝元総統はこれらを調和統合する象徴として「新台湾人による民主国家」を提唱しました。一つの「新台湾人」の傘の下で民主社会を建設して行こうとしました。
こうした事が、今回の選挙戦で民進党、国民党、民衆党の他に新台湾人の不動票が加わった結果だと思う。どの党の勝利でもなく新台湾人の勝利です。古い世代には出自のこだわりがあるが、若い世代には新台湾人として、そうしたこだわりが薄れて来ています。そしてもう1、2世代を要しますが、新台湾人として新しい民主国家が建設されていく事でしょう。
反中でも抗中でも親中でも統一でもなく、新台湾の道を歩んで行くことと思う。台湾民主デジタル社会が中共独裁デジタルを凌駕していきます。これからの台湾指導者はここを見誤ってはいけない。
改めて李登輝元総統の愛の叡智に敬意を表します。
新台湾人
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