新台湾人

| コメント(0) | トラックバック(0)

 人口密度の高い小さな台湾に、台湾人、客家人、外省人、山地人がいて、それぞれが自分の出自にこだわりを持っています。こうしたことが選挙戦でも、緑の民進党、青の国民党、白の民衆党と無所属と色分けされて出て来ます。
 李登輝元総統はこれらを調和統合する象徴として「新台湾人による民主国家」を提唱しました。一つの「新台湾人」の傘の下で民主社会を建設して行こうとしました。
 こうした事が、今回の選挙戦で民進党、国民党、民衆党の他に新台湾人の不動票が加わった結果だと思う。どの党の勝利でもなく新台湾人の勝利です。古い世代には出自のこだわりがあるが、若い世代には新台湾人として、そうしたこだわりが薄れて来ています。そしてもう1、2世代を要しますが、新台湾人として新しい民主国家が建設されていく事でしょう。
 反中でも抗中でも親中でも統一でもなく、新台湾の道を歩んで行くことと思う。台湾民主デジタル社会が中共独裁デジタルを凌駕していきます。これからの台湾指導者はここを見誤ってはいけない。
 改めて李登輝元総統の愛の叡智に敬意を表します。

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.tempu-online.com/mt/mt-tb.cgi/1106

コメントする

月別 アーカイブ

この記事について

このページは、三休が2022年11月27日 15:20に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「日本晴れ」です。

次の記事は「地鎮祭、新たなる門出」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。