習近平は3期続投に勝利となっていますが、岡目八目から見ると禁じ手を使って失格。
今回、年齢的にまだ続投が可能だった序列2位の李克強、4位の王洋は、さっさと沈みゆくぼろ船から逃げ出してしまった。沈没の責任を取らされてはかなわんということです。
また、共産党青共団(団派)のホープであり、次の後継者と目されていた胡春華副首相は、「わたしゃ失政の尻拭いなどまっぴら」と、25名の政治局委からも外れてしまった。言ってみれば、彼ら改革派は路線闘争に敗れたわけです。
かくして習近平が揃えたTopセブンは、子飼いイエスマンばかりです。掲げた目標は「共同富裕」の社会主義経済と、「ゼロコロナ対策」による人民監視圧力体制と、「台湾統一」に絡めた「反米帝国主義」への暴走となっています。でも、次の一手はこれしか打ちようがない。
経済成長だけが中共統治を正当化する大義名分だったが、それを失い文化大革命へ里帰りです。さらには「中国文化復興」と言いながら文化を失い「中国の夢」と言いながら夢を失っています。まぁ、あんたが巻いた種、あんたが責任を取りなと、お手並み拝見となりました。
岡目八目
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