中共は台湾統一を歴史的使命とし、核心的利益と位置付けています。もし、台湾が独立を目指せば、即座に武力による統一も辞さないとしている。
さらに、習近平第3期独裁政権の任期中、2027年までに統一を公言している。いや隙あれば2024年にも軍事行動に出ると予想され、台湾海峡は予断を許さぬ緊迫状況となっています。
一方、民主台湾の民意は圧倒的多数が「現状維持」となっています。この看板を掲げておけば、中共に攻め入る正義が無くなるからである。民意の本音がどうであろうとも現実的な選択をしている。
しかし、習政権になって香港の「一国二制度」50年間維持の国際公約を、平然破り併合してしまった。これを見た台湾は、これまで「現状維持」の常識では図り得ないと極度の警戒感を持つようになった。
中共のこの動きに対応して、台湾は「現状維持」から「積極的現状維持」策に舵を切りました。先ずは、アメリカとの関係をさらに強化し軍事力を増強しています。同時に「台湾有事は日本の有事」と定義し、インド太平洋安全保障に連動して国際民主国との協力関係を強めています。
「積極的現状維持」は私の造語ですが、事実としてそうなっています。「積極的現状維持」を堅持し、後は急がず中共の崩壊または軟化を待てばいい。
人事を尽くし、後はお日様にお任せして、新しい歴史を待てばいい。
積極的現状維持
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