『水の中に紛れ込んだ一雫の油は容易に油壺の中へ入る事はできない。いやでも応でも水と共に流れねばならぬ』夏目漱石
台湾の原住民は人種的にはオーストロネシア語族に属し南太平洋諸島の人々と近い。オーストロネシア語族の集団が台湾の各地に複数住んでいました。大東亜戦争の時に原住民が日本軍人として南太平洋島嶼に遠征した折に部族間で言語が通じたと言います。
台湾の名称の由来は、台南地方の原住民シラヤ族の言葉「タヨアン」からきていて、「よそ者」「外来人」を指す原語だったようです。
この頃は、倭寇、日本人を含む海洋多民族の海賊「タヨワン」がここを拠点にしていました。また中国東南部から漢人「タヨワン」が移住しきました。
一方の外来人「タヨワン」のポルトガル、スペイン、オランダの貿易船が出現してきました。オランダは台南地方を武力による統治とカソリックの布教を推し進めました。私の友人にオランダ人の血を引く人が3人いました。
またこの頃、中国は明朝から清朝の代わり目で、日本の平戸に母を持つ「タヨワン」鄭成功が、反清復明を蜂起して台湾を拠点にしていました。明鄭時代の23年間に開墾を進めるために、福建、広東などから大量の「タヨワン」が移住して来まして、これが今の台湾人を構成して行きます。
その後は「タヨワン」の日本人よる50年間の統治、終戦後は蒋介石が率いる「タヨワン」外省人がなだれ込み、今日に至っています。
もし仮に(私はそう思わないが、そうはさせないが)「タヨワン」の中共が台湾を占領したとしても、台湾は台湾で在り続ける。
その意味でも、中華民国111年国慶節の電光掲示板に流れた「永遠存在台湾」である。
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