ここ数日オードリー・タン(Audrey Tang)著「デジタルとAIの未来を語る」を、興奮を交え熱く熟読した。
以前のブログでも紹介したが、IQは180以上と言われ、中学を違法中退でプログラマーとして育ち、12歳でブログラマー企業を設立。19歳でシリコンバレーにソフトウエア会社を起業。同年の2005年にトランスジェンダーを公表し、履歴の性別は無性別と記す。
2016年に35歳の史上最年少で、台湾内閣デジタル担当政務委員(閣僚)に採用される。
2019年にアメリカの外交専門誌「フォーリンポリシー」で、グローバル思想家100人に選ばれる。
2020年のコロナウイルス禍においてマスク管理システムを構築し、感染拡大防止に大きな貢献をしたことで、世界的注目を集めました。詳しい略歴に興味の方にはこの著書をお薦めします。
私がここで書き進めたいことは、台湾社会にはすでにこのような奇人(天才)が育つ土壌ができていた事です。しかもそれを政府が閣僚として受け入れているのです。
このような奇人は中国で絶対に育たないし日本でも育たない。奇人の裾野には世界一の半導体メーカーTSMC社やアップルの世界最大OEMメイカーのホンハイ社が存在するのも決して偶然ではない。
奇人は一人でいいのだ、アップル社の創業者スティーブ・ジョブス然り、それが未来社会を変えて行くものです。
ジョブスはデジタル社会のハードを、そしてオードリーはソフトを変えて行くと思う。イエスキリストも一人であった。
民主デジタル社会がやがて独裁デジタル社会を淘汰して行くことになる。
一読のお薦めですです。
余談だが、終章に国境や民族を超えたAI人、デジタルネイティブ、デジタル先住民や、デジタル移民(我々)などの新語が出てきます。
オードリー・タン
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