史上初の「グローバル海洋同盟」とは素敵な名称である。インド太平洋国家にイギリスと英連邦加盟国が加わることでグローバル海洋同盟となる。
産経新聞前ロンドン支局長の岡部伸著「新*日英同盟」(100年後の武士道と騎士道)を、読み終えた。総力取材10年という力作のお勧め本です。
イギリスの外交政策は、勢力均衡を基本とした「光輝ある孤立」となっている。「永遠の敵も味方もなく、ただ存在するのは自らの国益だけ」という合理的で柔軟な現実主義外交です。これはそのまま今の日本が最も必要とするグローバル海洋国家の外交です。
日本はかつて大陸国家ロシアの南下政策に対抗するため日英同盟を結び、今また大陸覇権国家、中共独裁政権の海洋進出に対抗するため「新日英同盟」に動きました。これで武士道、騎士道、カーボーイが連携し日英同盟は腰の定まらぬ日米同盟を、強固にする役割も果たします。
日本はまたして対中外交の前線に押し出されましたが、海洋国家を実践する宿命として引き受けざるを得ない。
グローバル海洋同盟
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