3月27日のブログで、「ITグローバリズム」について書き、これに関しては日を改めて整理したいとしました。
さっそくジャーナリストのラナフォルーハー著「邪悪に堕ちたGAFA」(ビッグテックは素晴らしい理念と私たちを裏切った)を取り寄せ読みはじめた。
目下、まえがきと第1章の概説まで読み進めたが、あまりにも刺激的な内容で空恐ろしくなってしまった。ここだけでを繰り返し3度も読み未だに第2章に進んでいない。私が45年来にわたるビジネスの世界のなかで、直接に肌で感じ、また直感的に洞察してきた危機感を遥かに越えた警鐘でした;
「ビックテックは想像を絶する規模に巨大化した。新しいウォール街になった」。ビックテックの「時価総額だけで、フランス一国の経済を超え、ユーザー数で言うとフェイスブックは世界最大の人口を誇る中国よりも大きい(2020年3月現在は26億人)」しかも、傲慢にも彼らは神の代理人を自負して「自分らは人道主義者でも哲学者でもない。エンジニアだ。Googleやフェイスブックにとって、人々はアルゴリズム(計算可能)なのだ」。「人間が金儲けの手段なのだ。私たちは自分のことを消費者だと考えているが、だが実際は私たちこそが製品なのだ」。また、今や大統領声明までシャットアウトする権力乱用ぶり。また、この「監視資本主義」によって人々の自由と民主が失われ、人々が信じることをやめた時に国家と文明は崩壊をたどる。
私はてっきりこの危機現象は中国で起きると思っていたが、先にアメリカに起きてしまった。国家、文明、文化、政治的、経済的、一般生活環境にわたる大きな変革いや革命になっていて、いますぐ今日、緊急な対処と対策が不可欠になっています。2020年7月出版とは言え、もっと早く大統領選挙前に読まなかったか悔やまれます。これは私の危機意識の希薄さと反省しています。
さりとて、私は毎日アップルのPCと携帯で、ユーチューブとフェイスブックのプラットホームを経由し、アマゾンのクラウドを使用し、今では主要な顧客ともなっている。そして、もうこれなしでは生活ができないジレンマに陥っています。
ビッグテック
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