世界的に著名な水墨抽象画家の篠田桃紅さんが、3月1日に亡くなられました。享年107歳の大往生です。
私はじきギネスブックの長者番付に登録されるかと思っていましたが無念です。106歳にして現役美術家とは素晴らしい。大連生まれで「桃」は長寿の象徴でもあり、美人薄命と言う俗説を打ち砕いています。
1956年、43歳でニューヨークへ単身渡米し、各地で個展を開き大きな評価を受け、日本の若き芸術家たちの走りとなりました。
If I can make it there
I'll make it anywhere
It's up to you
New York, New York
フランク シナトラの歌そのままです。
アメリカには2年滞在し乾燥した気候に水墨が合わないとして仕事場を日本に移しています。
私は哀悼をこめて、「百歳の力」と「103歳になってわかったこと」を購入しました。私の誕生日までに拝読し、でき得ることならこの見事な活き方にあやかりたく思っています。
篠田桃紅
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