岸根卓朗著「あの世は見える」を読み終えた。そして、再読しながら3月の春を迎える事になる。
氏は94歳、前著「見えない心の世界」」が、2017年卒寿の出版で、氏もたぶんこれが最後の著書になると言っていましたが、なんとなんと92歳で「あの世は見える」ーAIが実現する人類究極の夢ーの出版でした。たぶん氏にはもう「あの世」が見えるのでしょう。
私がなぜこの2冊の著書に執着したのかは、今のアメリカの政治的混迷と文明的衰退を目の当たにしたからです。もう少し太極に立って今の世界状況を俯瞰したく思ったからです。
岸根氏は西洋文明と東洋文明は800年周期で交代し、いま西洋に陽は沈み、東洋に陽は昇るとしています。「人類文明は、20世紀後半の約50年間と、21世紀前半の約50年間の計約100年間の世界的な大混乱期を経て、8回目に東西文明の交代によって新東洋文明として再生する」、そして、「心の文明ルネッサンスの到来にあたり、心の国、日本の出番がやってきた」。しかも、これは宇宙の意思(心)だとしています。
日本民族特有の「左右脳融合型の脳」が、西洋の量子論的唯我論と核融合し、物心統一された心の文明を形成して行くとしています。「古代より心を重視し、和を以て貴とする日本人にとって、なんと勇気づけられる心強い、なんと夢多き感動的なことか」と予言しています。94歳にしてこの感動、800年周期の天才的な予言です。
まぁそれはよしとしても、文明の交代期20世紀後半の約50年間と21世紀前半の約50年間の計約100年間の世界的な大混乱期を経てとあるが、これは我々の人生の丸ごとになってしまう。これはたまらない、なんとかならぬものか。
あの世は見える
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