明日28日から仕事を再開するので、今回の旅路を締め括りたい。
JALに登乗するとスチュワーデスが、私を待っていたかのように「○○様、今日は6時間半後にオーロラが見えるかと思いますが、窓際のお席はいかがでしょうか」と案内されました。私はいつも中間のアイル席を予約していますが、オーロラを見るのもいいかと窓際にしました。
離陸の滑走が始まると、JAL機の整備士が旅の平安を願って手を振って送り出してくれます。毎度の見慣れた光景ですが、中共ウイルスの余波で、次回の帰国がいつになるか予測もつかぬため、心なしセンチメンタルな離陸となってしまった。
果たして6時半後、左横遠くに白夜の帯が見え、時折オーロラを放射していました。その後は雲海の上を飛行し、斜め前方に「宵の明星」が輝き、やがてそれが「明けの明星」となり、徐々に輝きを失うとともに、朝焼けの光景へと変わり朝陽が顔を出してきました。
実に壮大な素晴らしい暗夜光路でした。これまで300万キロほど飛行したのに、これほど美しい光景に知らずにいました。これからは窓際を予約しようと思う。
暗夜光路
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