香港、台湾の中華料理の美味しさに魅せられ中国問題の深みにはまった私にとり、習政権が人民の卓上にまで干渉して来るのは頂けない。今の中国で生きた文化は料理しかないのに、これさえも崩壊したら後に何が残るというのか。習流の文化大革命です。
ここで私の得意とする中華料理の一般的な注文法を(注釈)を加えながらご披露したい。
レストランに入りまず当店の得意料理とコース料理を聞き、それを中心にして注文を始めます。4人なら4皿と+スープ、6人なら6皿+スープと1人1皿を目処にします。スープの美味しい料理店はだいたい料理も美味しい。(習政権はこれを1皿減し、かつ1皿の量も減らせと指示。しかもそれを監視せよと)。
注文は海千山千をお客の好みに合わせて前菜、牛肉、豚肉、鶏肉、海鮮類、野菜、スープの中から選びます。メニューもその様に分類されています。(この注文の時に食欲が湧き出て至福の時なのです)。
料理が卓上に上がるともっぱら賞味の話題となり(結婚式の最中ですら新郎新婦をそっちのけで、ひたすら卓上の賞味談義です)。そして、魚の料理が卓上に運ばれると「魚(YU=余裕と同音)まだまだご馳走する余裕があるのですが、今日のコースはこれまで」とのサインになります。(私は中国で魚類を忌避していました)。
さてここからが大切。習慣として卓上に料理が残るのですが(食べ残し禁止令など出さなくも)、残った料理を持ち帰り家族か使用人が食べることになります。残った料理をひとまとめに炒め「八宝菜」が生まれています。(ホストは持ち帰りを見越して多めに注文をしますので、ぜんぜん無駄になっていません)。通常、最後の魚は上面だけを食べひっくり返しません。余裕をひっくり返えさない験を担ぎます。かつて裏面は使用人が食べました。ですから何でも料理してしまう中華料理に無駄はありません。
人民の拝金主義と並行して食事が至福な一時なのだ。習政権よ、ここまで口を挟むことなかれ。
漫談「中華料理」
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