長い歴史の中で飢餓に苦しんできた中国人は、食を最重要の天としてきました。
今でこそ「ニーハオ」が挨拶語になっていますが、つい最近までは知人と会った時の挨拶は、「食事したか?」、「食べた(吃飽了)」でした。たぶん近い将来またこの挨拶に戻るのだろう。
ここにきて8月11日に習近平は「飲食の浪費現象は目に余る驚きであり、心が痛む。我が国の食糧生産は豊作年が続くが(隠蔽)、食糧安全に対しては終始危機意識が必要だ」と、5人で食べる時は4人前、6人の時は5人前と一皿減らして注文し、食べ残しなど飲食の浪費行為を徹底的に制止し、節約習慣を教育する重要指示を出しレストランに監視委員を置くようです。
食糧危機が来年にでも押し寄せるなか、いよいよ中共は人民の食事にまで手を出し始めた。こんな事まで独裁者が言うのか。独裁者自身が激痩せしてから言えば人民もそれなりに納得が行く。
「民衆は無知であるが、真実を見抜く力がある」(マキャベリ)。食べての幸せ、食の恨みは恐ろしい。食えなくなれば動乱が始まり独裁の崩壊は近い。でもその後のプランが描けない。
民は食を以って天となす
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