石原慎太郎氏(88歳)VS 曽野綾子女史(89歳)の対談「死という最後の未来」を拝読。
二人の住まいは数10キロしか離れていないが、数十年ぶりの再会対談だという。私が長らく私淑してきしたお二人の対談なので即日に購入しました。この対談を企画した「幻冬舎」の見城徹氏はさすが、またやってくれました。
対談は二人の個性のぶつかり合いですが、何せ超熟年で枯れていますが、読書人にはたまらなく面白く(失礼)参考になります。
石原「(墓碑銘)僕は残したいですね。葉山の森戸海岸の沖合、岩礁に、裕次郎の灯台を作ったんです。その手前に記念碑も作った。僕はその横に自分の灯台を建てて、やはり句を刻むようにと子供に命じてあります」。
(灯台よ 汝が告げる 言葉は何ぞ 我が情熱は 誤りていしや)
曽野「犬がおしっこしますよ、そこに(笑)」。
これには大笑いです。
石原「魂、霊魂については、どう考えますか」。
曽野「私は霊魂というものはあって、不滅かなと思っています」。
そして、
「人間の一生は永遠の前の一瞬」。
これは笑えず、背筋に冷たいものが走った。
さて、ここ2日間中断した執行草舟著「生くる」へ戻ります。
一生は永遠の前の一瞬
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