イエローハットの創業者、鍵山秀三郎(87歳)著「大きな努力で、小さな成果を」(2020年4月刊)を拝読。素晴らし内容でした。
グローバルリズムの合理化、利益優先のビジネスが謳歌するなか、真逆なトイレ掃除から始める遠回りで不合理な経営手法で王道を行く、こういう立派な経営者がまだ日本に生息しているのですね〜。極めて日本的な経営です。先ずトイレ掃除から出発は中共ウイルス後の経済復興に大いに活用できます。
トイレ掃除の5つの効用:
1、謙虚な人になれる
2、気づく人になれる
3、感動の心を育む
4、感謝の心が芽生える
5、心を磨く
となっています。
私はトイレで用事を済ませる度に、便器の流れ行く水に感謝していますが、とても、とても鍵山氏の素晴らしさは真似できません。せめて爪の垢を煎じて呑み、別の感謝法を創建したく思っています。
6月は鍵山氏の余韻のなかで締めたく思う。7月は執行草舟著「『憧れ』の思想」から入ります。
どうぞ、元気によい7月をお過ごしください。
2020年6月アーカイブ
執行舟草 VS 横田南嶺対談「風の彼方へ」の第4章にこの対談を呼びかけた鍵山秀三郎イエローハット創業者の名前が出てきましたので、「凡事徹底」―平凡を非凡に努めるーを拝読。
著書は鍵山氏の定番講演と対談をまとめたもので1994年出版ですが、購入した本は2020年2月第31刷発行でした。数時間で読めてしまうのですが、ずいぶんと息の長い著書です。坂村真民が序のことばを書いています。
著書に横帯にあるように「40余年掃除をやり続けるという凡事の積み重ねが今日のイエローハットをつくった」とあり、「掃除をすると人が変わる」と、極めて日本的な経営手法です。経営者は初訪問した会社で、先ずトイレを参観しています。
グローバルリズムの合理的拝金経営の洪水のなか、しぶとく生き残ってきた商人道が、31刷の出版となって見直しされているのだと思う。
「一人光る。皆光る。何も彼も光」。
ついで今日から「大きな努力で、小さな成果を」と、現代経営と真逆な題名の著書を拝読です。
22日月曜に解除されたマッサージ店へ即日に行ってきた。やはり多忙のようでしたが、馴染み客なので特別に予約を入れてもらった。
行くとマッサージ師が医療マスクで迎えてくれ、4ヶ月の間に凝りに凝った肩と首筋を集中的にトリートメントしてもらった。強く揉まれて激痛の上にマスクしたまま仰向けになるので、呼吸が思うようにできずこれには参った。
昨日は今季初めて公園を軽く1600メートルほど散歩。公園にはまだ人数が少ないが、6フィートのソシアルデイステンスを守る人やマスクしている人は皆無でした。子供のプレーグランドはテープが張り巡らされて解禁になっていませんがいつになるのだろうか。
そして今日は5ヶ月ぶりの散髪でした。店に入ると先ず額に体温計を当てられてチェック。中共ウイルスの感染以来はじめてチェックされました。長く伸びた髪を見て一瞬だけこのまま長髪しようかなと思ったが、やはり愛人(=中国語で妻)との約束通り5分刈りの坊主頭に戻りました。
7月1日は目医者、2日は歯医者の定期検診となっていまして、いよいよ日常生活に戻りつつあります。だんだん張り詰めていた緊張感が和らいで行きます。
「カエルの楽園2020」を、百田氏の毎度毎度の押し売りにいい加減辟易しながら応援の為に購入しました。
買っても読むつもりはなかったが、週末の仕事の合間につい拝読。
中共ウイルス禍を現在進行形に描いたカエルの寓話ですが、序章と1章を読んだが、ここで疲れて2章と3章を飛ばし、いきなり終章のI、II、III、3つの結末を読了!。新潮社もいきなり薄利多売の文庫化520円。私は読者対象外だったようだが、いったい出版部数はなんぼになるのかな。百田さんあんたは偉い、ご苦労様。
当地も終章IIIのように非常事態が百田ぶり、いや100日ぶりに解除され、来週22日から理美容、スポーツジム、マッサージ、レストランの軒下での食事が再開します。2月初旬からも伸び放題の長髪、極度の肩凝り、そろそろ我慢の限界に近づいています。
さてと、おやすみ。
中共党内会議の録音が流出として、ユーチューブ「天滅中共、天佑中華」で、私の想像を超えた急進的な記事が掲載された。たぶん故意の流出だと思うが、「習近平を罷免?!」と、中共体制の変革まで踏み込んでいました。
5つの項目を遂行するしか中国に未来は無いと;
1、経済がここにきてもう前に進む事ができなくなった。体制そのものに打つ手がなくなった。もう制度を変えても無理なので廃止するしかない。しかし革命を起こしてはならない。
2、中共理論は基本的に問題があるので根本的に変えねばならない。
3、中共はすでに政治的ゾンビになっており、誰がこの危険な局面を挽回しようとしても無理である。
4、この党はすでに窮途末路の行き詰まの状態で、解決策は習近平を職位から下ろし、面子を持たせながら老後を安らかに過ごしてもらい、世の中を再び正常の状態に変えること。
5、習近平をなんとかしなければ、この体制は即座に地に落ち5年以内に大きな混乱を経験し、乱世に梟雄が現れてまた元の木網、新たなスタートすることになるだろう。
これは実に核心を得た党内総意だと思うが、さてさて、、、
執行舟草 VS 横田南嶺円覚寺管長の対談「風の彼方へ」―禅と武士道の生き方―を拝読。
「風の彼方へ」と気障ないかにも執行氏好みの題名です。対話の内容は文字通り禅と武士道の生き方でしたが、ぼぼ全ページに「死す」の語彙が見られます。なぜこれほどまで「死」を乱発するのかと思うのだが、執行流に表現すれば「死ぬほど面白い」対談でした。
横田禅僧は執行氏より14歳若いからかもっぱら受け身でしたが、ここは禅僧らしく遠慮せず鉄扇を持って「このスノビッシュのたわけ者」と、自己中ダンディズムへ一喝が欲しかった。
執行氏は思想の核心に、死神に取り憑かれた如く、先ず「死」を置くのだが、私のような凡人は「死など死んでから考えればいい」と、思索の核心に命の「生」を置くのと対極をなしています。だが、なぜか不思議と執行氏に惹かれてしまうのは、富士の頂点(死)を目指すのに幾つか登山口があるようなものかも知れない。
要は一度限りの命、一生を懸命にして活きて、ひたすらに生きて、魂を完全燃焼させようとどこまでも愚直に武士道の生き方を死守する氏に共鳴するからだと思う。その意味で氏の念波は強い。
中共ウイルスの非常事態の間に、執行氏の著書を読み漁ったのは決して偶然でなく、私の魂が氏の愚直な行き方に感応したからだと思う。いい時に氏の著書に出会いました。
こんなノリで、もう一冊「『憧れ』の思想」を購入し、「死ぬほどに食らいつく」ことにした。
初夏の花々は紫色が多い。朝露に濡れた紫陽花が眩しい。
当地も3ヶ月間の非常事態が解除され、漸次に動きが活発化してきました。ただ、スポーツジム、理美容、マッサージ関連は22日までずれこみです。
私は中国文化大革命の暴政以来、ぶれずに中共と対峙してきました。この時点ですでに中共ウイルスの抗体ができていますので、今回の騒ぎも来るなら来いと背を向けず真正面から闘ってきました。非常事態宣言が出て自宅待機にも自粛することなく、有用有急として週末を含め1日も休むことなく元気に出勤してきました。
この間にも出荷していたし、主軸の商品を台湾生産に移転を決め、その他の機種もタイ生産に向けて動いています。こうした大変な時にこそ力を蓄えて次なるステップに備えてきました。
小さな闘いですが、私のできる責務としてやれたことを誇りにしています。
1週間前のニュースが古い情報になってしまう日替わり中国情勢に翻弄されて、今日のニュースを整理するだけで時間が過ぎてしまう。
香港問題「一国二制度」消滅、海外華人による「新中華連邦国家」宣言、台湾の親中派とされた韓国瑜高雄市長がリコールで失職ニュースと激動しています。
私の持論も中国を5軍区地区に分割統治する中華連邦制です。隣国が今のような覇権大国になるのは世界の脅威でして、連邦制にすれば21世紀は中華の時代になると思っていましたが、習近平独裁に中国の夢を壊されました。
台湾ですが、私の後輩にもなる韓国瑜高雄市長が失職。かつてマスコミの寵児となり、あれほどの奇跡の旋風を起こしながら、総統選に破れてそのままリコールでした。人は得意絶頂の時にこそ一段と心を引き締めるべきですが、奇跡の旋風で舞い上がってしまった。
2018年12月28日のブログに書きましたが、私が卒業した研究所の50周年記念の宴会時に、韓新市長もマスコミのカメラに追われながら参加しました。この研究所はかつて反共の最前線でしたが、いつの間にか親中の最前線に様変わりしており、中共の浸透工作がここまで台湾に食い込んでいた事に唖然としました。そんな雰囲気の中で高雄新市長の誕生と失職、今日の台湾を象徴する出来事でした。
同時に中国も「連邦民主国家」にならねば、習近平も近く失職することでしょう。習近平の暴走を阻止せぬと中国までも滅びてしまう。これも日替わりメニューになるかな、、、
仕事の合間に「宇宙のパワーと自由にアクセスする方法(実践編)」を読んでみた。「アクセス」の語彙が気に入り、新刊と思って購入したが1914年出版でした。
インド人の宇宙観と瞑想法はいつでも面白い。著者は1日2回、朝夕20分の瞑想を勧めていました。瞑想の目的は、己の魂を宇宙パワーにアクセスすること。「瞑想で得た直感的知性は、理性的思考の世界にあるどんなものより正確で明確です」と説いています。
最終章パート5の「あなたの幸せの見つけ方」は、爺々と孫娘との詩的な対話から始まり「星の王子さま」を彷彿させます;
「幸せの風は常に吹いている。あとは私たちが帆をあげるかどうかだ(ラマクリシュナ)」。
「君が果物や野菜を食べる時、それは太陽や星や月の光がつくった食べ物を食べているんだ。君がごはんを食べる時、君はその星たちの光を取り込んで体を作っているんだ。全部光からできているんだよ。君は光の存在なんだ。君の体は光からできているんだ。」「君の目も光からできているんだよ。星たちが君の目をつくったから、星たちを見ることができるんだ。」
インドの思考は垂直の空に向かい、中国思考は現実の水平となり、この垂直と水平思考を調和させてのが薬師寺東塔の「凍れる音楽」の日本文化となるが、「瞑想の音楽」と表現したほうがより相応しいかと。
6月の事始めは「魂の燃焼へ」執行草舟/清水克衛の対談からはじめました。
いつ頃からかほぼ毎日「本のソムリエ」のメルマガが送られてくるのだが、その人が「読書のすすめ店主」の清水克衛氏とは知りませんでした。「本のソムリエ」素敵な名前です。
そのソムリエと本を魂の糧としている執行氏の対談ですから、主軸が本の読み方、選び方になっていました。本好き2人ですのでかなり盛り上がった内容でした。5章の「目覚めよ、日本人」は、今のご時世に一読のお薦めです。
執行氏は対談ですとわかり易く、氏の説く「魂」が理解できました。本のソムリエが言うように「執行さんの存在は最後の光」なのだろう。日本にこんな人はもう出ないだろう。
ともあれ中共ウイルスの自粛中は、執行氏の著書で過ごし、もうそろそろ打ち切ろうと思いながら、また一冊「風の彼方へ」を購入してしまった。来週に配本予定、これで本当に打ち止めにしたい。
今日から通常の仕事に復帰しました。有り難いことに6月前半は超多忙になっています。さて、6月を始めました。