中共ウイルス騒ぎで1900年に起こった義和団の「扶清王朝滅西洋」事件を連想してしまう。
押し寄せる西洋列強に義和団が20万の大軍を率いて北京と天津を占拠し、キリスト教会を焼き払い、鉄道や電信を破壊し、外国人を次々に殺戮する暴挙に出ました。清王朝がそれに便乗してイギリス、フランス、オーストリア、ロシア、日本、アメリカ、英領インドの8カ国に宣戦布告した事件です。
清王朝の宣戦布告に対し、近代化された八カ国連合軍の軍備に義和団はあっけなく鎮圧され、中国は植民地の分割が進み、挙げ句の果て清王朝は滅亡を加速させた屈辱の歴史でした。
この事件に現在の単語を入れ換えますと、習近平の中国の夢は2050年に復興中華帝国「扶中共王朝滅西洋文明」です。今回は生物兵器は過失流失とはいえ、グローバル経済として侵出した八カ国が軒並みに打撃を受けました。中国にとっては義和団事件屈辱のリベンジです(本音ではザマを見ろくらいにしか思っていない)。
かくして再び八カ国連合軍が反撃を開始します。ロシアまで4月24日に米ロ共同声明を出しています。ロシアは状況の勝敗を見定めて120万の中国人を元満州国境に強制送還させました(かつて日本の敗戦が鮮明になってから満州を進撃したように)。さてどうなることか。中共はこのままでは現政権が持たないだろう。
義和団と八カ国連合
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