AIデジタル社会(4)

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IMG_0197.jpeg 日本の政界を語る前にもう少し台湾の政界を書いてみたい。
 オードリー唐は台湾史上最年少35才で、行政院(内閣相当)の無任所閣僚の政務委員に入閣し、38才にIT担当大臣になっています。たぶんアメリカからの強い推薦があったのだろう。
 これで思い出すのは、1990年代に蔡英文総統も30代の若さで行政院大陸委員会委員に名を連ね、1999年に李登輝総統が発表した、特殊な国と国の関係「二国論」にも深く関わり、中国の内情を知り尽くしています。また、陳建仁現副総統はヒ素中毒研究の国際的な第一人者、2年ほど行政院衛生署に務めサーズ流行の時にトップダウン方式で明確な対応と強いリーダーシップで感染拡大防止に尽しています。「今」こうした人材が活きています。
 そんなことから李登輝氏が再三にわたり「日本の政界は2世、3世ばかりでは国の活力がなくなってしまう。外からの若い人材が必要」だという所以です。
 さて、その日本の政界の「今」ですが、いまだ安倍首相一人の賛否ばかりで人材が出てきていません。与野党ともに右翼か左翼かでしか思考できないアナログの中古党です。デジタル社会をリードできるうような政治家は数人しかいません。
 日本のIT担当大臣は78才のインターネットの使い方も知らない御仁です。当選回数か派閥均等からの任命かと思うが、それ自体が党の硬直化であり古いアナログ政治です。または対中国の武漢肺炎の大迷惑に文句ひとつ言えず、有り難う言う政治家です。武漢肺炎以後、日本の政治体制も大きく変わらねば、これからのデジタル社会をリードできなくなります。
 廃刀令で商人国家になった日本が、武漢肺炎で目先の株価や経済の動向に一憂一喜して騒ぐのもいいが、その先にある大きな文明の潮流を見定めて進む人材が待たれています。
 上のトランプ支持の写真のよう、「2020年もう冗談じゃない」。

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このページは、三休が2020年3月 6日 03:09に書いた記事です。

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