数年ぶりに月刊「文藝春秋」を手にした。内容が左に偏りすぎたので定期購読をやめていたら、いつの間にか軌道修正したらしく読み応えがあった。「高倉健との17年」こんな愛の形もあるのですね〜。
それに同じ文藝春秋社から出版された韓国で10万部売れたという「反日種族主義」日本語版のご祝儀もあった。内容は読まなくもだいたい察しがつくが、韓国においては、よくぞ、ついに、出ました快挙版。歴史学者魂の勇気の要ることでした。 私の知る範囲の韓国の友人を通じ、彼らはそれほど幼稚ではない、経済力に比例して早く成熟しろよと思っていたので、彼らの克韓の良心に喝采を送りたい。明日の東亜はこうあらねばならない。
それに引き換え日本の「反日桜族主義」には呆れるばかり。彼らのレベルの低さはどうでもいいが、日本人がこよなく愛でる桜にケチをつけるな。彼らも馬鹿な事を承知でやっているのですかサクラです。いい加減で成長しなければ桜散るとなる。
明日から機上に「文藝春秋」を持ってスイスへ出発です。
2019年11月アーカイブ
11月21日に恒例のボジョレーヌーヴォー2019年が解禁。
毎年ボトルのデザインを楽しみにしているが、今年の絵柄は燃えている感じで悪くない(日本向けデザインと違うことを知った)。ただこちらではあまり騒がれることもなく知らない人が多い。
即日に購入し会社の家族に配り、今日は感謝祭の寿司ランチパティーでした。以前ですと今日でクリスマスセールの出荷が一段落した感謝祭なのですが、流通形態が変わり来月中旬まで個人向け出荷が続きます。
私は感謝祭バケーションに海外に出かけていまして、来週からスイスのチューリヒに4泊5日になっています。娘が4月に郊外に家を購入したので、どんなものか様子見になっています。本当はホテル宿泊が気楽でいいのですが、そうもいかずホームステイです。2年ぶりスイスにて新宅と孫の誕生の感謝祭となり、ボジョレーヌーヴォーで献杯をしてきます。
みなさんもよき新嘗祭(勤労感謝)を!
(付記)今年のワインはあくが程よく飲みやすく美味しい。
昨日10週間ぶりに2回目の坊主刈りに行ってきた。
丸坊主ならどこでやっても同じだと思い、会社近くの理容室に行って刈ってもらった。驚くなかれ頑固な石頭ゆえアメリカの理容室はこれが初めてのこと。
軍隊上がりの腕に入れ墨のあるアメリカ人理容師にお世話になった。シャンプーも髭剃りもなく、頭皮まで刈られてしまうのではと思うほど荒いバリカンでのカットだが、とても丁寧にやってくれましたので、料金15ドルでしたが弾んで20ドルやってしまいました。
2014年に開店でして、出勤時に毎日この前を通りお店の「ロイヤルカット」看板の心意気がいいので寄ってみたが、なるほど設備も日本に比べ40年遅れで実にロイヤルでした。今どきアメリカではロイヤルなど死語に近い。
これで私も40年遅れのロイヤルヘッド!
今朝出勤する車のラジオから「麺出るすゾーン」の美しいヴァイオリン協奏曲が流れてきて、またして思い出し笑いしてしまった。まったくラーメン屋の憎らしいほど罪作りな見事な洒落に苦笑いです。
今月はほぼ毎日ダイナーで朝食を摂っていまして、今朝は日替わりにイタリアンオムレツを注文してみましたら、上記の写真です。相変わらず大皿で量ばかり多く味にこだわりがない。見ただけで戦意喪失、これが世俗豊かなアメリカだと思いながら半分残してしまった。
外は久しぶりにやさしい朝時雨が、植樹したばかりの梅の木に、元気に根付けと降りそそいでくれている。初冬の朝もいいものです。
作りなす 庭をいさむる 時雨かな (芭蕉)
3月頃から坐骨神経痛で不便な思いをしています。累積された疲労もあったと思うが、毎日運動をしているのになんたる不覚。
この間にマッサージ師や鍼灸師、消炎痛剤などを試みましたが一向の効果がみられませんでした。一昨日かくなる上は自力で治そうと思い立ちました。誰かに治してもらう他力本願から自分で治して行こうと自力本願にスイッチです。
早速ユーチューブで整体師による「坐骨神経痛の治し方」のサイトをグーグールしますと、たくさんのユーチューバーが居ることに驚いてしまった。便利な世の中になったものです。
そして、ここで2つの共通点を発見しました。坐骨神経痛についての見解がほぼ同じで、改善方法に小異はありますが、ほぼ同じなのでこれらを全部採用することにしました。
2つ目の共通点はユーチューバーの整体師が、それぞれみなイケメンで誠実そうな顔をした若者だということでした。日本の若者も捨てたものでないと好印象を受けました。
さて、そこで自力による改善3日目ですでに効果が出てきました。この調子ですとあと1週間もすれば腰の痛みと足のしびれからかなり解放されるかと思う。なぜもっと早くに自力を信頼しなかったのだろう、、バカだね〜。これで私もイケメンになれるだろう。
ある日、庭師の好青年がこれから独立するので、自社の裏庭スペースを、月300ドルで貸してくれないかと相談に来ました。たぶんいろいろ探し歩いてのことだった思う。
私はその場ですぐに承諾し、頑張るように激励しました。そのご順調に成長し4人を雇い、春夏は芝刈り、秋は落ち葉収集、冬は雪かきと精をだしています。
つい先日も彼に継続して顧客を拡大し、いつまでも倉庫裏にとどまっていないで、"Think Big"やがてこの倉庫を買い取りオーナーになるようにと励ました。
その彼が私のロス出張中に、妻に「梅の木」を植樹してくれました。
「梅」は Plum と英訳されていますが、辞書を引くと「木」はそのまま Ume tree、「花」は Ume blossom で、「実」は Japanese apricot でした。中国語では「Mei」と妻の名になります。これで1年中が Ume で、とてもいい祈念植樹となりました。
さて、Ume blossom を心に冬籠りです。
ロスの飛行場(LAX)に友人が、トヨタの水素で走る「ミライ」で迎えてくれたので、いきなり2050年までBack to the future してしまった。
ロスの温暖な気候のなか、社窓からフラットでどこまでも広大に続く街に住む雑多な人たちの様子を見ていたら、すでに私の居ない30年後のアメリカの姿が透けて見えてきて、これが私の住む同じアメリカなのかと重度のカルチャーショックを受けてしまった。
ここで文明論について書いている時間がないが、たとえその未来が良いにしろ悪しきにしろ、ありのまま「これでいいのだ」と、天才バカボンの台詞をつぶやいてしまった。
(補記:ロスを12日午後2時30分に離れる時の温度17度、NYに午後8時30分の着陸時の温度マイナス3度この差は如何ともしようなく寒さに震える)
今週末10日から12日までロスアンジェルス(LA)に出張です。11日に大事な会議がひかえています。
久しぶりの国内出張で、ロスには20数年ぶりになってます。スラム化したダウンタウンが、すっかり様変わりしてきれいになったという事で早くも観光気分。
幸い本サイトで知り合いになった人が、飛行場に迎にきてくれ、そのままダウンタウンや日本人街などを案内してくれるので今から楽しみにしている。
私は25歳の独身生活の最後に6ヶ月ほどロスに住みましたので、ちょっとしたセンチメンタルジャーニーにもなるかも知れない。6ヶ月で体重が5キロ太り、長髪にメキシカンTシャツとインディアンのショルダーバッグ姿でヒッピーのようでした。
貧乏旅行でメキシコとの国境ティファナで、1ドル50セントの大金で指輪を買い、それを土産に婚約指輪しました。先日彼女の宝石箱を整理したらその指輪が大事に保管されていた。若気の至りとはいえ、何とも遣る瀬無い心境でした。
相変わらず車の中でクラッシックを聞いているのですが、あるヴァイオリン協奏曲がかかるといつも思い出し笑いをしてしまう。美しい協奏曲なだけに不謹慎極まりない。
ある岡山のラーメン屋のカウンターに一箇所だけ椅子が置いてない空間に「この間空けてください」とあり、よく見るとその上に「メンデルスゾーン」と書いてありました。
店のラーメンよりうまい座布団10枚と唸るのだが、惜しくも写真をミスした。ネットで再度さがしても見つからないので、本人の肖像画をのせることにした。
(補記:本サイトの管理人さんがこの写真を見つけてくれました)
今日から冬時間。日本との時差14時間。
この日に合わせたかのように今朝は零度の冷え込みになりました。樹々は紅葉から落葉となり冬到来を知らせてくれています。
せっかく「冬時間」" Winter Time begins" の素敵なネーミングがあるのに、こちらでは " Daylight Saving Time end " (昼間の節約時間の終わり)と、なんとも味気がない。
さて、私も今年は「梅を心に冬籠り」です。
冬篭り またよりそはん この柱 (芭蕉)
11月は「2020年長谷川慶太郎の大局を読む」からスタートしました。
日替わり国際情勢の中で大局の読みが極めて難し時期になりました。氏の死去に伴い2019年度版が最後かと思いましたら、2020年度版が今年の8月に脱稿していました。いちようはこれで絶筆になるかと思うが、ゆっくりお休みしていただきたい。
これとは別件ですが、私の2020年も大きな変化が予想されるので、通例より1ヶ月早く年度計画の作成に取り掛かりました。