(往きのJAL機上で妻とともに)
昨夜、日本から一人戻ると、当地の今日はハロウィーン。今年のハロウィーンはカボチャを2個置いただけで飾り付けをやめ、それでも子供たちへのお菓子だけ用意しましたが、、(結果は子供が8人だけで沢山のあまってしまった)。
10ヶ月ぶりのJAL機上は映画の鑑賞三昧でした。ハリウッドの新作映画は「Once Upon a Time in Hollywood 」、ディカプリオとブラッドビットの夢の共演の駄作だけで後パス。旧作で主人公(ウィルスミス)が人生を愛、時間、死をテーマした「最高の人生の見つけ方(The Bucket List) 」、ジャックニコラソンの余命宣告され棺桶に入る前にやっておきたいリストの顛末「素晴らしきかな、人生 (Collateral Beauty)」、いずれも2度目の鑑賞でしたが、今の私の心にしみ入りました。90歳の麻薬「運び屋 (The Mule)」の実話、クリントンイーストウッド作はいつも面白い。
邦画では「アルキメデスの大戦」、戦艦大和の建造までの物語が名作でしたが、台湾を舞台にした「パラダイスネクスト」は駄作。
長かった彼岸への旅から此岸に戻って来たら、もう11月。よい月にしていきましょう。
2019年10月アーカイブ
日本で天皇陛下の即位礼を仰見でき幸いでした。日本に生まれ日本人として誇りに思う1日でした。
即位礼正殿の儀が始まる頃に、激しく降っていた雨が弱まり、雲間から日がさしそめ虹が出るとはなんと荘厳なことなのだろう。この日、富士山も初冠雪で雪化粧。
台風19号だけでなく天災の犠牲者にお年寄りが多い。
福島県いわき市に住む共に86歳の老夫婦、水が自宅に押し寄せ妻の目の前で足腰の不自由な夫が溺死。妻もベッドの上に立ったまま首まで泥水つかりながら救助されたという。
12日夜に寝室で布団を並べて寝たが、13日未明に妻がトイレに起きると布団の下がぐっしょりとぬれはじめ一気に水位が上昇。妻が夫に「体冷えるから、早くこっちに来て」、「しっかりして!」と、手を握りベッドに上げようとしたが、水につかった夫は体に力が入らず、ぐったりしたまま「長いこと世話になったな」と言い残して泥水に沈んでいったという。救助された妻は「夫婦は2人でいるのがよいこと。1人で生活していかなくてはならず、つらい」とつぶやく。
結婚生活59年、2人の娘にも恵まれた夫の最後の一言が、私の胸を強く響く。どの夫婦にもいずれは離別の時が来る、犠牲者を美談にしてはいけないが、老夫婦の慈愛に身がつまされる。
さて、私も明日から45年連れ添った妻と一緒に、ふるさとの富岡と台南に感謝の旅に出かけてきます。
昨日、ニューヨークからUberに乗って帰宅した。初めて韓国人のドライバーだった。
彼は私が日本人だと知って笑いながら、「あんた昨日29年ぶりに行われた韓国と北朝鮮のサッカー試合を知っているかい」と話し出した。
W杯の予選だというのに金日成競技場の試合は「中継無し、観客無し、勝負無し」のひどい試合だった。ドライバーは「もし選手が得点でもすればその場で銃殺かも知れん」とジョークで結んだ。
もちろん金正恩のお天気号令によるものだが、独裁国家はこんなものだ。またして文在寅のオウンゴール、これでまた民衆から追い詰められた。もういい加減で片思いから目覚める時だが、恋は盲目なのだろう。
「2032年ソウル・平壌共同五輪開催」を妄想しているが、果たして13年後に両国が存在しているのかもはなはだ心許ない。
台風19号の豪雨で土砂崩れが発生し、群馬県富岡市内匠(友人のスポーツジムの所在)で、結果的に土砂崩れにより死者が3名になり、友人のジムは市の依頼でシャワー室と休憩室になりました。
富岡は盆地で比較的に天災の少ない富んだ岡なのですが、今回は大きな災害が出た。利根川上流の鏑川(かぶら川)が流れ、最近はめっきり水量が激減し広い川幅だけが露出していた。そこを写真のように豪雨により堤防が決壊寸前、一部で床下浸水があったものの幸い橋桁の満水位で止まったので決壊を逃れた。
私が小学生の頃に、台風による避難勧告の半鐘が鳴り、鏑川沿いに住んでいた叔母の家族が私の家に避難してきた記憶があり、今回はそれ以来ですから60数年ぶりでした。しかも、10月中旬の台風です。いったい地球の気象状況はどうなっているのだろう。
私もリチゥムイオンを開発会社が旭化成と知らなかった。
何かと反日不買運動を起こす本家の中国は、このところ米中貿易問題で忙しく鳴りを潜めているが、二番煎じの韓国では反日不買運動がお盛ん。こんな幼稚な運動をいつまでやるつもりなのかな。まぁやっても一向に構わんが。
そこでリチゥムイオンが日本製だと知るや、それを内蔵するiPhoneやノートパソコンは不買になるのかと声を潜めてしまった。経済の物流に国境はなく、これを政治的思惑や規制で無理して動くと、こうした自己矛盾を起こしてしまう。経済問題を抱える中国や崩壊間際の韓国の時代錯誤に目を覆うばかり。
米中貿易問題の陰に隠れてしまっているが、相変わらずの大気汚染による健康問題、三峡ダムの歪の決壊危険度、貧富の格差の拡大、大失業率、豚コレラ、国内問題が山積みしている。それでも建国70周年の軍事パレードで、アメリカ10都市を東風41ミサイルで同時に打ち込める。我々は何ものも怖くない。中国は超大国だとほざいている。
まさにフロイトの言う「虚勢は虚弱を表す」。いったいアジアは何時になったら大人になるのか。
長いこと商品開発に携わっているとノーベル賞も意外に身近なところにある。
私の畏敬とする産業革命家アップルの創業者ステーブジョブスだが、けして彼だけ単独で特出したわけでなく、その裾野にはLED白色光源を可能にした青色発光ダイオードでノーベル賞の中村修二氏や今回のリチゥムイオンを開発した吉野彰氏などたくさんのパーツ製造者がいます。彼ら累積された研究なくしてアップルiPhoneは生まれなかった。ステーブジョブスの天才性は、これらの超最新のパーツを集結させて商品化したことにある。
私らも小さな商品開発ですが、パテントの規制に苦労しながらいち早くアメリカ市場に白色LEDのパーツや発火の危険性を考慮しながらリチゥムイオン使用していました。ノーベル賞とはほど遠いところにあるが、パーツ使用面では意外に身近なところにありました。だから面白くていまだに商品開発をやめられない。
福島香織さんの10月1日の香港現地レーポートを拝読。
10月1日の国慶節は香港にとって国觴節だった。国が傷ついた日。火炎瓶と催涙弾とゴム弾が飛び交う中環のど真ん中で泣きたい気持ちだった。この日最初に遭遇した事件は、友人が逮捕された件だ」。
彼女の泣きたい気持ちがよくわかる。おそらく傷だらけの香港の若者を見て泣いていただろう。彼女は外野席からの評論家ではなく、スタンドでペンを持って戦っている。これは青春の多くを香港で過ごした私がやりたかった事でもある。
「中国革命は南から起こる」が私の持論、中国共産党は建国70年ですっかり錆びついてしまい、政治改革が必要になっている。若者の必死な民主化運動を支持したい。
福島さんは「この日、北京の軍事パレードでは、米国を直接攻撃できしかも米国の全都市同時に核攻撃できる東風41ミサイルが初めてメディアの前にお披露目されたらしい。中国の国慶節は、香港の国觴節、そして世界の滑稽節だ」と叫ぶ。それでも北京の共産党は「強国」を連呼してチンドン屋パレード。もう古い。
10月から還元された宇宙の霊ともに新しい生活が始まります。「不孤」孤ならずです。
長年つれそったパートナーの喪失は大きく、ボディーブロー的に効いていますが、ノックアウトされることなく立ち向かいます。積極こそ最大の防御です。
天風哲理いう「心を虚に、気を平にして、いかなる時にも積極一貫、感謝本位、笑顔で、毅然と難関を乗り越えてゆく」は、このような時に必要ですが、いざ日々実践になると厳しい。実に厳しい。それでも天風にリードされ修業を継続です。
幸い新しいお手伝いさんが、今日からプロ味の和食を三食料理してくれています。半年ほど途絶えていた野菜スープが復活したことは何よりも有り難い。
さて、10月を始めます。