天風哲理創建百周年

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IMG_6797.jpeg 今日6月8日は天風師が上野恩賜公園の樹下石上に立ち大道講演をはじめてから百年になりました。
 草鞋に脚絆姿で右手に持った鐘を鳴らし「道行く人よ、来たれいざ」と、第一声を上げてから百年になります。幸いドイツ系アメリカ人写真家「アーノルド ジェンスが残した百年前の日本」で、当時の画像で見られますので視覚化できます。この頃すでに世のため人のために幸福の道を、辻説法した天風師の先見性に敬意を表したい(6月の天風師の面影エッセー)。
 私は本来の予定では、この日に上野恩賜公園で天風師の在りし日の面影を偲ぶことにしていましたが、諸事情で行けなくなり当地で過ごすことになりました。有り難いことに近くに住む知人が、私に代わり石上にお花を添えてくださいました。 
 天風師が92歳に帰霊された昭和43年に、天風会館が落成しその祝賀会の挨拶で会員たちの気持ちに感謝しながらも「法を説くのに殿堂はいらず」と、辻説法の初心の気迫を吐き;
 『心身統一法という天風哲学を自分以上に熱心に実践した人間はいない。また、だからこそ自分以上に人の心に深く伝えられる人間もいない。従って天風の二代目はいないのだから、これから先は天風会館を、自ら一人ひとりが心身統一法を学ぶ教えの殿堂としていってほしい』と語りました。
 今になって私は「天風の二代目はいない」という意味が、やっとわかりました。無理からぬ事ですが、帰霊されてから二代目は出ませんでした。ですから私は令和元年6月8日を期に、卒業証書なしに天風賛助会を卒業することにしました。これからは「不孤」として宇宙霊と一体とりなり、「一人天風道」を志し、地球を我が家の殿堂として実践して行くことにしました。

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このページは、三休が2019年6月 8日 02:52に書いた記事です。

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