先週末DVDで「442日系部隊アメリカ史上最強の陸軍」のドキュメンタリを観賞。
友人から1年前にビデオをもらっていながらそのまま放っておきました。だいたいの粗筋を知っていたので、見るのが辛く気が進まなかったからです。
私の二人の知人に日系強制収容所で生まれた人と、少年時代を過ごした故人がいましたので、他人事に思えなかったこと、それにこの状況で「お前ならどうする」と、踏み絵を強いられるのを避けたかったからです。もし、私が日系人社会の二世ならアメリカ軍に志願して出兵しただろか、或いは兵役を拒否して刑務所に入ったか、または祖国に帰国してアメリカ軍と戦っただろうか、必死の難しい選択を迫られるのを、できたら回避したかったからです。(私はたぶん刑務所に入ったかな)。
日系二世部隊は出兵し、陸軍442連隊日系二世部隊に編成され、常にヨーロッパの最も過酷な前線に駆り出されました。いわば使い捨てです。それでも父母の母国と戦う苦悩、人種差別と戦いながら、アメリカに忠誠を誓い尖鋭部隊として戦い多くの戦死者と負傷者を出しました。その戦闘の凄まじさはアメリカ陸軍史上最も多くの勲章を受けた部隊となり、日系人の名誉と地位向上に寄与しました。
このドキュメンタリで初めて知ったことは、日系人強制収容所から出兵した彼らが、ドイツのユダヤ強制収容所(ホロコースト)を、解放した歴史のアイロニーでした。日本軍はアジアの解放に向かい、442日系部隊はユダヤ人解放に貢献したことになります。やはり避けずに見る価値のあるドキュメンタリ映画でした。
442日系最強部隊
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