早くも「令和」現象で「万葉集」の本が急増刷ベストセラーのようです。若い人が万葉集に興味持たれることは喜ばしいことです。外務省は外国向けに「令和」とは「Beautiful Harmony (美しい調和)」を意味する見解を出しました。また、手話では「つぼみが花開く」動作に統一しました。
元号が「令和」と決まると友人から「素晴らしい元号になりました。野島先生も天上でどれだけお喜びのことでしょう。『万葉ルネッサンス』を、何度も読ませていただいたてますが、あらためて本棚から取り出しています」と、号外メールが届きました。同時生起で私もまったく同じことを想い、本棚からこの本を取り出して出勤しました。
今では恩師の遺言になりましたが、「令和」を機に『万葉ルネッサンス』(平成4年刊)から、いくつか拾い書きしてみました;
「万葉集は日本文化の<遺伝子の核>ないし<結晶の核>のような作用を果たしている。」
「万葉集は自由の精神にもとづく愛、自然への愛、人間への愛、人間をとりまくすべてのものへの愛にみちみちている。愛の秩序を形成し、愛の宇宙を形成している。」
「万葉集の愛は、人類の普遍的な感情ともいうべき今後の地球愛の原生的モデルともなり得る。人類は、それぞれの神を通して真実の神に到達するであろう。そのためにはまず『万葉集』がそうであったように、地球の万葉化をもたらし、各国、各民族の愛の花々を咲かせ、地球を愛の饗宴とし、地球に愛の秩序をもたらさなければならない。」
「それぞれの国民がめいめいに自己の文化の本然を尽くすこと、それこそが『万葉』の最大の讃歌であり、それによって全地球を万葉化し、地球に万葉を花咲かせ、地球の『万葉』としての調和と秩序をもたらすことが『万葉集』の願いなのである。」
「現在、日本が今日あるようにあるのは、日本を実践せんがためである。日本は地球からの恩恵を受けるためだけに地球に属しているのではない。日本は、日本を地球において実践するためにこそ地球に属しているのであり。」
「愛」万葉ルネッサンス
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