私が岸根卓郎著「量子論から科学する『見えない心の世界』を手にした動機は、表題の量子論に興味を持つ前に著者の特異な顔写真でした。92歳の近影の人が、いったいこの世の人なのかと感じたからです。
プロフィールに京都大学名誉教授、大学では湯川秀樹、朝永振一郎らの師であり、日本数学界の草分けと知られる園正造京都帝国大学名誉教授の最後の弟子として数学、数理経済学、哲学の陶薫を受けるとあり、いわば京都学派の主流で、やはり半分ほどあの世の方でした。
著者は西洋文明と東洋文明は800年周期で交代が起こり、21世紀は量子論を基礎に東洋文明の周期で、ここ100年は過度期となり「両文明の交代期には必ず地球規模での気象の激変が生じ、それを契機に世界的な大動乱が起こり、その中から天才が出現することで文明が交代してきた」と予言しています。
この交代期に「日本は東西文明の架け橋役として、また心の文明ルネッサンスの牽引役として、世界平和への貢献の役割が巡ってきた」、いよいよというか、ついに「日本の出番がやってきた!」なんと「光栄なこと!」かと予言しています。
御世代わりに幸先のいい予言です。
私はこれほど遠くまで知見した学者を他に知らない。さすが伝統ある京都学派です。著者の頭脳は800年先を見通すのですから偉大です。本人は波動エネルギーとして800歳まで生きる気なのでしょうが、量子論から科学する四次元世界は、時間が止まっているのでそれも可能なのでしょう。
補記:1922年アインシュタイン訪日した際に『人類と日本人に寄せる予言』(超常科学謎学事典)に、こんなメッセージを日本に寄せていました;『世界の未来は進むだけ進み、その間、幾度かの争いがくりかえされ、最後に闘いに疲れるときがやってくる。そのとき、人類は真の平和を求めて、世界の盟主を上げねばならない。この世界の盟主となるものは武力や金力ではなく、あらゆる国の歴史を超越する、もっとも古く、もっとも尊い国柄でなくてはならぬ。世界の文化は東洋に始まり東洋に返る。それは東洋の高峰、日本に立ち戻らねばならない。我々は神に感謝する。天が我々に日本という尊い国を創ってくれたことを』
日本の出番!
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