メモリアルデーにヒンドゥー寺院を参観した翌日、比較を兼ねてアップステイト・ニューヨークに在る「荘厳寺」へ、車で2時間かけて行ってきました。
美味しい精進料理のランチを、無料でサービスしているとのことですが、昼の混雑を避けて人が少なくなった時間帯に参観しました。本堂の向かう両脇に置かれたそれぞれの高僧像の掌上にコインを置とは、仏に賄賂は通じない、、、と思う。
山のなかにある台湾系の大乗寺院は、信者の布施で30年前に建てられました。木造建築のため雨漏りがひどく修繕の寄付を募っていました。どちらの寺院建設も信仰力によるものです。
ただ、私は中国各地で信仰心なき入場料の高い似非寺院と似非僧侶をたくさん見てきてますので、その警戒心からどうものめり込めず、この寺院にとって偉い仏迷惑なことです。それに前日、すばらしく精密な塑像を観賞したため、荒削りの塑像が目についてしまった。それでも信者の信仰力に敬意を表して礼拝してきました。大仏の印相は密教かと思う。
心を打たれたのは、頭を金髪に染めた一人の中年女性が、たぶんタイ人かフィリピン華僑かと思うが、観音菩薩の前で何度も床に頭をつけて礼拝しては立ち上がりを繰り返していたことです。彼女の心に仏が生きているわけで、「信じる者は救われる」美しい姿でした。
信仰力
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