富士山を堪能していたらすっかり里心がついてしまった。富士みやげに甲州勝沼ワインを書いたら下山したく思う。
スカイツリー634メートルにある「ムサシ」レストランは、すべて東京近辺の食材にこだわっています。私はここで初めて国産の赤ワインを飲み、なかなかやるなという印象をうけました。
昨年の暮れ池袋の和食料理の店とコラボレーションという勝沼鳥居平の赤ワインを飲みましたら、ワイン特有のアクがなく喉に抵抗なく流れて実に美味しかった。これまで飲んだワインのなかで一番美味しく感じました。
私は本来ワインの銘柄にこだわりはなく、適当な価格で美味しく飲めればそれでいいのですが、今回は上野の和食料理店で、鳥居平今村の赤ワインで、UTFM富士レース完走の前祝をしましたが、これも美味しかった。そのときにヨーロッパ産と国産ワインは何が違うのかなと不思議に思いました。
それが富士「忍野八海」の透明な水を見たとき、水質の違いだとガッテンが行きました。日本のワインは軟水で、ヨーロッパのワインは硬水をベースに醸造されていました。ですから軟水で育った私が、アクを覚えずにすんなり美味しく飲める分、ヨーロッパ人はアクがないワインに物足りなさを覚えるのだろう。
政治に地政学というという呪縛があるように、文化にも水質の宿命があり、日本食文化に軟水は切り離せないようです。
甲州勝沼ワイン
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