スイス・チューリッヒまで初孫を抱きにきましたら、骨董品の乳母車のなかで寝ていました。
この乳母車に抱かれて曾祖父が育ち、祖父が使い、父が寝たもので、そしていま孫が寝ています。かれこれ95年の四世代の歴史を持っていました。よく保管してあったと感心するのですが、今ではこんな木製の乳母車は造れません。まさにヨーロッパ文化の象徴する乳母車です。このヨーロッパ文化が、子守唄を歌うようにして初孫を受けたようです。この孫はヨーロッパ人として生きて行くことになります。
昨日は、アメリカのユナイテッド・エアーラインに乗ってスイスに向かい、機上でイギリス映画「クマのプーさん」の作者と息子の実話、「グッバイ・クリストファー・ロビン」を、日本語の吹き替えで観賞してきました(名作でお薦め映画)。この一時だけでも、アメリカ、スイス、イギリス、日本が交差しています。こんな世界にこれから孫が育って行くわけです。
乳母車
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