もっと早くに書きたく思いながら、久しぶりに中国事情です。
昨年12月25日に、上海のクリスマスの様子を見たく無理して2泊3日で行ってきました。
中国共産党は、今になっても無神論で宗教を邪教としています。昨年はキリスト教の影響力を規制するための取り組みを強化し、党員にキリスト教は欧米風な思想と警告して抑制するよう通達しました。この通達がここ数年アメリカよりもド派手なクリスマス・イルミネーションが、どの程度に抑制されたかをみたく思い、わざわざ出かけました。
25日午後6時に浦東空港からホテルまで車で約1時間、高速道路両側のオフィスビルや住居ビルにイルミネーションはまったく見られず、街中に入っても通常の飾り付けで、クリスマス・イルミネーションがなく暗く淋しい街でした。翌日に外国人がよく行く新天地を観光したが、ここでもサンタクロースもクリスマスツリーも無かった。それに夜10時過ぎになると人出もなく、タクシー運転手がぼやいていた。
こうした情況は行く前から想像していた事で、どの程度ものかの確認でしたが、ここまで激変とは思っていなかった。不景気もあるとは思うが、党がここまで規制するとは、習さんやり過ぎですよ。
上海の魅力は国際都市でして、これを殺してしまったら単なるつまらん街になってしまう。それに上海を殺す事は自国の自殺行為にもなり、ますます何の魅力も無いつまらない国になってしまう。
翌朝は空気汚染空に夕陽のような太陽、機を見るに鈍感な日系のホテルだけが地味なクリスマスツリーを飾っていた。それでもこれを見ると救われた気持ちになってしまった。
上海のクリスマス
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