これからスイスに出かけるという矢先に急いで更新です。
機上で読もうとして購入した遠藤誉著「習近平VSトランプ」ー世界を制するのは誰かー(飛鳥新書2017年7月刊)を、昨日読みはじめたら停まらずに、夜更かしと早朝を使い一気に読んでしまった。
遠藤女史は1941年に満州で生まれ、7歳のときに長春市の兵糧攻めで数十万人の餓死者で、足の踏み場もなく死者たちの上にシーツをひいて野宿しながら脱出しました。「半分は無感覚になって記憶を失うことで発狂を免れ、残り半分は発狂することによって死を免れていた」という中国動乱の地獄をみた人です。ですから女史の書く著書は、累々した死者の呪いの血で書いた中国論になっていて、一夜漬けの評論家など足元にもおよびません。
「誰も語らない北朝鮮問題の根本矛盾、AIIB、一帶一路の真の狙い」に関する分析は、時を得た核心テーマでたいへん参考になります。中国人の表裏を知り尽くした中国研究の第一人者です。私の中国観とスタンスは、遠藤女史に近いと思う。是非とものお薦め本です。
そんなことで、機上で読む本は女史の「チャーズ」を持ち込むことにしました。
習近平VSトランプ
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