ここ数十年アジアを年に7〜8回、ヨーロッパを1〜2回のペースで出張してきたが、時差の調整がいちばんの難題だった。
でも、ここ数年はこの難題がそれほどの事でなくなった。もちろん慣れもあると思うし、朝の散歩や飲水、時差調整のメラトニンが有効になっている。しかし、最近になりどうもそれだけでないのではとううすうす感じてはじめている。
たぶんスマートフォンが影響しているかと思う。着陸した出張先の飛行場につくと自動的にスマホの時間がリセットされると同時に体内時計も当地時間にリセットされてしまうのかと思う。善悪は別にしてこれは人工知能に洗脳されているのかも知れない。
日本で上野から羽田飛行場までウーバーを利用したのだが、その運転手によると、人工知能よる配車の采配が正確で完全にコントロールいて怖いくらいだと話していました。香港の飛行場からホテルまでの料金は通常のタクシー料金より安くサービスもよくなっている。これで無人運転となれば人件費の分だけさらに安くなることだろう。この延長線上に無人運転のウーバーも時間の問題になっている。一方、無店舗のアマゾンの快走が止まらず、既存の店舗はますます苦境に陥っている。じきに家庭から固定電話が消え、新聞の定期購読も配達も無くなるだろう。
このすでに起きてしまった現実社会に、我々の適応能力が問われてきています。
時差と人工知能
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