活字離れが続く出版業界、最近は読者の目をひこうと出版本のタイトルが売らんがための派手になってきています。「世界が地獄を見る時」の名題に嫌悪を覚えたのだが、門田隆将氏と石平氏の対談本なので読んでみました。
対談は啓蒙に富み充実した内容でしたので、このタイトルなんとしても惜い。サブタイトルにある「日本、米国、台湾の民主連携で中華帝国の野望を撃て」か「台湾を制するものが、アジア、西太平洋を制す」にでもすればよかった。
門田:「人類が一生懸命、多くの犠牲を費やしてたどり着いた普遍的な価値観を、われわれは守ることができるかどうか。もし、われわれが台湾を守れなければ、この価値観はもう守れなくなります」。
石平:「台湾は生命線であると同時に、日本、米国、台湾は同じ価値観を持つ運命共同体であることを、どうかすべての日本人にわかってほしい。台湾を失ってしまう、台湾を中国に取られてしまえば、そのとき日本はもう終わるのです」。
門田:「この連携が中国に押しつぶされた時は、アジアのみならず、世界が地獄を見ることになります。それをそうさせないために、私たち日本人も、真の人権と自由を守ることの重要性について、あらためて高い意識をもたねばなりませんね」。
このままでは日本もチャイナの属国になってしまうということなのですが、日本はそんな柔でない。今上天皇が居わすかぎり日本は終ることはないが、地政学的な警鐘として心に留めておきたい。
日・米・台の民主同盟
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