オストリッチ症候群

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plt1703170026-p1.jpeg          (産経ニュース、3月16日掲載)
 産経ニュースによると、秋田県男鹿市で北朝鮮のミサイルが、同県沖20キロの領海に着弾したと想定し、海に面した北陽小学校児童が初の避難訓練を実施したとのことです。子供たちが駆け足で体育館に非難する後ろ姿をみると胸が痛む。
 子供たちにこうした恐怖感を植えつけるのはよくありませんが、実際に男鹿半島西250キロの排他的経済水域に着弾しているのですから、もしもに備えて避難訓練は必要なのでしょう。子供たちにこんな思いをさせてほんと気の毒、これは大人の責任です。
 国を守り、国民を守り、国の安全の確保が、政治家の最優先責務なのに、同日の国会予算委員会で安全保障の論議がされたのだろうか。子供たちにこんな非難訓練をさせて申し訳ないと思わないのだろうか。これでは隣国のドタバタ劇と同じレベルで笑ってばかりいられない。
 オストリッチ症候群とは「小さな頭かくして醜い大きな尻かくさず」です。ダチョウは敵に襲われると、砂の中に頭を突っ込んで、敵がいない平和だと思い込む習性です。隣国からの脅威が日ごとに緊迫してきているのに、砂の中に頭を突っ込んだオストリッチ国会となっています。
 国家の安全保障問題を、しっかり論議してもらいたい。

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このページは、三休が2017年3月18日 10:21に書いた記事です。

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