(西門駅の大道りの遠方に総統府)
タイワンはトランプの高周波の煽りで政治の季節を迎えています。
西門町から総統府に通じる大通りを挟んで、右側に現政権の支持派と左側に反支持派がテントを張って対峙し、ここにチャイナからの工作組も混ざり込みだんだん沖縄化してゆくのではと杞憂します。タイワンの新閣僚はアメリカ博士号帰りの品のいいひ弱な学者揃いなので、この難関を処理できるのかはなはだ心もとない。
1月31日付けフリーダムハウスNPOの世界各国自由度レーポートによると「自由な国家」「公民の自由」度で、タイワンがアメリカを上回り世界1位となっています。この自由を大切に維持したいものです。
タイワンのタクシー・ドライバーにも政治好きの人が多く、台北滞在中にタクシーを5台利用したうちの3台が、私を日本人と知らずに乗車して下車する間際まで延々と政治談義でした。こちらも参考のため適当に相槌を打つと一段とトーンを上げてしゃべりまくる始末です。
残り2台のタクシーには車内にお経が静かに流れていました。これもよくあることなのですが、念のため「いま流れているのはお経(念経)ですか?」と確認すると、「はい、心が浄化されます」と坊さんのような返事でした。
たしかに車内でお経を聴くのも悪くないが、なんだかこのまま葬儀場に直行されそうな気分になってしまった。葬儀場に行く自由はまだ勘弁してもらいたい。
タイワンのタクシー
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