(タイワンから日本へ向かう雲上に映しだされた機体の影)
戦後最低と評価されたカーター大統領の当時、ソ連共産党が勢力を大きく伸ばし中東とアフリカ全土の赤化が憂慮されましたが、レーガンが強いアメリカをスローガンにして大統領になりソ連を崩壊させました。近年またオバマの弱い大統領が、中東とアジア外交の失策で混乱を招いた後、トランプが "Make America Great Again" とレーガンと同じスローガンをひっさげて大統領になりました。この道はいつかきた道で、なんだか既視感です。
トランプが主張する強いアメリカの復活で海軍力の増強が確かな方向になり、おそらくその線上で南沙諸島における中国の膨脹とぶつかり合うことが予想されてきました。アメリカが海洋国家として中国の海洋進出を封じ込めることができるのか。トランプはオバマと違い弱腰でないと思うので、来年の南沙諸島は中国の出かたしだいで荒れ模様の予報です。レーガンの時のように共産党の崩壊につながってゆくのか。
私は2017年から中華人民共和国「中国」の称号を「チャイナ」、中華民国「台湾」を「タイワン」と、カタカナで表記することにしました。本来ですと「シナ(支那)」でもいいのですが、蔑視語ということなので「チャイナ」です。また、これまでの「台湾」ですとなんとなく上からの目線の響きを感じますので、新生「タイワン」としました。「モンゴル(蒙古)」「ウイグル(新疆)」「チベット(西蔵)」と同じようにカタカナ表記です。
東アジアが大きく変わろうとしている時に、先ずは己の古くなった概念から変え、20世紀の冷戦思考から21世紀の融通無碍にバージョンアップです。
東アジアが変わる
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