いま岩波ホールにおいて台湾でビッグヒットした映画「湾生回家」が上映されています。戦前に台湾で生まれた(湾生)日本人が、終戦時に強制送還されてから60数年の歳月をへて帰郷するという、日本と台湾の絆のドキュメンタリー。
この映画に台湾の若者がはじめから終りまで涙を流していたというから驚きです。彼らの中国人から台湾人への心の帰郷でもあったのだろうし、かって台湾を捨て去った日本人にとって心の帰郷かと思う。
私は18歳からかれこれ100回を越える訪台で、台湾通を自称していましたが、最近2014年3月のひまわり学生運動、今年1月に女性初の蔡英文総統が誕生し、台湾が「シン・タイワン」へと急激に質的変化してきてまして、これまでの台湾認識では通用しなくなりました。1986年頃から台湾の生産工場が中国に移転をはじめ、私の出張先がもっぱら香港と中国になり、台湾は訪問だけになってしまい内部の変容を見逃していました。
「シン・タイワン」の街角に立ち止まり、ふりかえると30年の歳月が過ぎていました。ですから私も「湾生回家」、もう一度ゼロから台湾を勉強し直そうと思い、各界の要人を表敬訪問し、また一連の近刊本を読み漁り、やっとのことで長い空白を埋め合わせることができ、どうやら台湾通から「シン・タイワン通」に変身できたようです。
明日から感謝祭の休暇でポルトガルへ飛んでしまうので「なぜ台湾でなくシン・タイワンなのか」を、落ち着いて整理していられませんが、これから時おり「シン・タイワン」を、ブログに登場させてゆきたく考えています。
湾生回家(帰郷)
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