香港の展示会を2日早く抜け出して故郷のお祭りに直行。
2年に1度開催される「富岡どんと祭り」、私、浦島太郎が駅前組のハッピを着て山車を曳きました。
十五夜月に照らされた国道を通行止めにして、21地区の山車が勢揃した盛大な祭りでした。日頃はシャッター街ぎみなので、こうした活気に満ちた故郷を見るのは嬉しい限りです。脳裏に刻まれた懐かしの太鼓囃子に誘われ、50数年前にタイムスリップしたが、当時の悪ガキたちは一人もいなく、私めが孤影のガキ大将。
満月に映る1地区の山車の旧郭幟は加賀藩の梅鉢紋。前田利家の嫡男の利孝が、加賀越中から七日市支藩として移住して以来の家紋となります。富岡町はここから発揚して富岡製糸場へとつながって行きました。母方の祖先もかつては1地区の山車でしたので旧郭の幟を目にした時に生まれぬ先の恋しさを覚えました。故郷の祭りはいいものです。
いい人と歩けば祭り
悪い人と歩けば修行
(瞽女・林ハル)
晴れの日はいい人たちと歩きたい。
(富岡観光協会提供)
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