アメリカの独立記念日の休日に日本国憲法のおさらいしました。
アメリカ合衆国憲法の前文「われらとわれらの子孫のために自由のもたらす恵沢を確保する」の文章は、日本国憲法の前文「われらとわれらの子孫のために、、自由をもたらす恵沢を確保し」とそのままコピー・ペーストの直訳になっていました。
でもちょっと待ってくださいアメリカさん。アメリカは独立憲法なので「子孫の自由と福利のため」でいいが、日本国民にとって国土と歴史は、われわれの子孫だけのものでなく神話起源を含め三千年の先祖代々から受け継がれてきたものです。建国300年とは桁がちがうのです。
それに、「平和を愛する諸国民の公正と真偽に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」のは結構だが、この参議院選挙の最中にもバングラデッシュでテロ、北朝鮮がムスダン発射、東シナ海上空では一触即発のスクランブルが多発、南ジナ海で中国三大艦隊がアメリカとの衝突を想定した最大級の軍事演習を展開しています。
それでもなお多くの日本国民がお花畑で惰眠をむさぼり「平和を愛する諸国民の公正と真偽に信頼して、われらの安全と生存を保持」しようとするのか。こうした民族の生存さえ危うい緊迫した国際情勢のなかで、憲法改正の対応が間に合わないのではと危惧しています。
いまになり百田尚樹氏の「カエルの楽園」の憂国が、ひしひしと身にしみてきます。カエルはぬるま湯の鍋のなかで、だんだんと熱くなるのも気がつかぬ間に茹で上がってしまう。いい加減に鍋から飛び出る時になっています。
独立記念日
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