5月は下旬まで肌寒い日が続き暖房が必要でしたが、最後の週から一挙に夏が来ました。6月から冷房に切り換え、半袖になって公園の散歩を再開しました。
6月から日本国民が直面している最大の政治課題、憲法改正の問題を探究しようと決めています。本来なら憲法改正は団塊の世代がやるべき国事でしたが、ことごとく期待を裏切りました。そればかりでなく次世代が改正に動くと、その足を引っ張る始末です。
私自身も恩師の切実な「切れば赤い血が流れるような日本国民史の命の問いかけ」に対して、私の専門でないことを理由に惰眠を貪ってきました。
憲法は日本国民にとって神話起源を含め三千年の歴史、先祖代々から受け継がれてきた精神、自然愛、国土愛を繁栄すべきもので、敗戦占領デモクラッシーのもとで一夜漬けで作成するものでなく、伝統の深層である古池に飛び込み、底からの維新ルネッサンスになります。たとえ第九条の問題がどうなるにしても「前文」だけは改正し日本国がどういう国家であるべきか、どういう国になりたいのか理想と理念を謳うべきものです。
すでに論点は出尽くしているので、あとは改定までの政治プロセスとなり、安倍首相は2020年までの政治目標に定めたようです。しかし、これは国民投票で賛否を二分するほどの重要案件で、たいへんな作業になります。ですから百田尚樹氏は「カエルの楽園」の寓話で、安倍カエルや百田カエルが殉死しています。それでも日本の未来のために前に進めねばならない課題となっています。
「古池や 蛙飛び込む 水の音」(芭蕉)
それでは6月をはじめます。よい月にしてゆきましょう。
日本国憲法前文
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