朝、窓をあけると春の雪でした。
春の雪はいい、積もる心配もなく景色だけを楽しめます。そんなことで今朝は「昭和」を歌うブラジル日系4世の天才歌姫(当時10歳)の「なごり雪」と「白い雪」を聴きながら仕事を始めました。
歌姫、山下ヤスミンの歌唱力と日本語の正確さに驚かされてしまう。「なごり雪」は、まだ10歳で恋を知らないから、いまいち訴えるものがありませんが、松山千春詞の「白い雪」は見事に歌いきっていてお薦めです。彼女はこの歌で子供スター誕生のコンテストで優勝しています。日本語も話せずに日本の歌でブラジル人を魅了させるのです
からすごい歌唱力です。
3月は別れの卒業シーズンでもあり、心の原風景として白いなごり雪がよく似合います;
「君が去ったホームに残り 落ちてはとける 雪をみていた」
「あなたの手のひら とけて消える そんな恋でよかった
大きく手をふった とても感謝してるから
ふり向くのは これが最後 泣くなと 心に誓った」
私も18歳から海外浪人になり、人の二倍くらい別れに慣れているはずなのに、こうした歌を聴いていると、つい目が潤んできてしまう。たぶん白い雪がそうさせるのでしょう。
いくつも別れをしていますが、なかでも辛かったのは8年前になりますが、上海の病院で友人との別れでした。「私はまだ39歳なのになんで死ななければならないの」と問われ、なんの言葉も見つかりませんでした。これが最期の別れと感じながらも、いつもと同じようにさよならして病院をでると、雪がふってきました。この場面で上海に春の雪がふるとはでき過ぎていましたが、大空を仰ぐと雪が頬にふりかかりとけゆきました。こんなこともあるのですね、白い雪は別れと癒しのようでした。
(こんな個人的なことをブログに書くのはどうかなと思いましたが、これも雪の精がそうさせたものと、どうぞお許しを)。
白い雪舞う 大空を舞う
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