トランプ占い(追報)

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images.jpg 3月1日のスーパーチューズデイーを目前にしてトランプの大統領
指名候補が現実味をおびてきた今になり、保守系のワシントン・ポス
ト紙が「想像もしてなかったことが不可避になりつつある」「今こそ
良識のある共和党の有志がトランプ氏を支援できないと表明し、阻止
するためにできることをする時だ」と、(追放)社説を貼りました。
 ここにきてトランプ攻撃が集中してきましたが、もう時遅かりしか
も知れません。ウイルスが抗生物質で叩かれると変形しながらさらに
強くなって行くように、トランプは彼らが考えもつかない速さで一歩
先を走っています。保守系TVのFOXニュースは用済みにして、民主寄
りのCNN、NBCに頻繁に出演して、民主党の有権者向けにヒラリー対策
をはじめています。
 思うに、共和党は4年前にオバマの再選を阻止できなかった事が、
今になってひびいきているようです。よくトランプはリーガン元大統
領と比較されます。戦後最低といわれた民主党のカーター大統領の後
に強いリーガンが登場した様に、戦後さらに最低といわれるオバマの
後に強いトランプが出てくるという比較です。
 しかし、それはリーガンに対して失礼になります。確かにリーガン
はワシントンでの政治経験がない二流の俳優でしたが、カルフォルニ
ア州の知事で実務経験を積んでいました。彼はかつて共和党の予備選
でフォードに破れた後、副大統領の要請がありましたが、私は大統領
の器量で副大統領ではないと蹴っています。いい信念でしたが、その
事で高齢もありもう「過去の人」とされた8年間、真面目にどさ回り
をしていました。私はリーガンが小地区にどさ回りしている姿を2度
ほど見ました。そして、彼は実際に冷戦をアメリカの勝利で終結させ
た実績と、すてきな父親的な大統領だったとして、今でもなつかしく
慕われています。
 一方、よくは知りませんが、トランプのこの過去8年間はどうなの
だろう。不動産屋で物件を転がし4度も会社更生法申請して、銀行を
泣かせながらの俺様富豪ではないのか。
 私の親しい友人は、トランプが泡沫候補の初めから熱烈に支持して
いました。その彼が近ごろ少しトーンダウンしているので、どうした
のかと尋ねると、彼はトランプが大統領になるのに勝ち過ぎることを
心配していました。あまり圧勝すると彼の誇大妄想がさらに膨脹して
ヒットラーのようになるのではと杞憂していました。勝てば勝ったで
取り越し苦労が尽きぬようです。
 でもご安心あれ、彼が過去に勝つと予想した候補者はみな落選して
います。私がそう言うと、彼は嫌な顔をしてむきなって弁解しますが、
さて、今回のトランプ占いはどうなることか、まだまだわかりません。

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このページは、三休が2016年2月27日 00:35に書いた記事です。

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