昨日から気温が10度を越えはじめ根雪の割れ目から枯れた芝生がみえてきました。芝生に舞い落ちる雪の華で芝生が芽を醒まします。
もう春ですね。
「日本に絶望している人のための政治入門」三浦瑠麗著(文春新書)という長い題名の著書を、タイトル買いして読みました。35歳の新鋭女史から国際政治のご高説をとくとくとご教授たまわるとは、私もいよいよ焼きが回ってきたかな、、
公職選挙法が70年ぶりに改正され、早ければ来年の参院選から18歳以上に選挙権が与えられるので、この本はそうした若い世代にむけた国際政治のテキストになるのでしょう。政治が若返り活性化するのでいいことです。団塊の世代はクリミア半島にでも徘徊してればいい。
右翼でも左翼でもなく自称ニュー・リベラルの三浦女史が、安倍首相を開放的な保守路線と位置づけて「アベノミックス」を評価していました。要約すると「安倍政権が目指しているのは国や国民の誇りや偉大さを取り戻すための戦後レジームからの脱却であり、政策としては憲法改正となり、そのために経済の回復を通じて日本人の自信を回復させることにある」と指摘し、安倍内閣の歴史的使命は「かつての不毛な保革対立を和解に導くこと」としています。そして、若者にむけて日本の未来に絶望せず、このニュー・リベラルのスタンスでこれから政治に参加しようということなのでしょう。
惜しむらくは天皇陛下の位置付けをどうするかについて一言もふれていません、日本の政治に避けて通れぬ大きな課題から逃げています。まぁこれが自称ニュー・リベラルの限界なのでしょう。若い世代はまだまだ絶望です。
雪の華
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