ミライが現実に

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IMG_3691.jpeg 世界一の家電展示会、ラスベガスCESショーでトヨタが3台展示した「MIRAI」を、真っ先に見に行きました。最近この家電展示会に自動車とIT業界が急接近して業界の境が消滅してきています。
 今年は「水素社会元年」と言われていまして、水素燃料電池車「ミライ」が高速を走りだしました。アメリカでは今年から市場に導入されますが、
日本ではすでに1号車が政府の公用車として首相官邸に納車され市場で1500台が発売されています。
 展示された「MIRAI」にタッチし試乗した時、かつて新発売になったアップル
iPhone4のパネルに初めて触れた時と同じように、未来に触れた感動で鳥肌がたちました。
IMG_3692.jpeg 実際に「MIRAI」を普及させるには、水素ステーション、水素液化プラントとその輸送網のインフラ等の整備にまだまだ高いハードルがありますが、とにかく始めないことには何も動きませんので一つ一つクリアして行くことです。トヨタは普及の一貫として競合他社もいち早く参入できるよう千を越えるパテントをオープンにしました。過去よりも未来の選択、いいことです。展示場の垂れ幕に「千を越えるパテントと百万の可能性」とありました。
 さらに「MIRAI」の高圧水素タンクの安全性や強度と軽量を両立させるために、
東レが30年来開発してきた超強度の炭素繊維カーボンペーパーが採用されています。この炭素素材はボーイング「777X」の主翼材料として1兆円契約を結んだ素材です。タイヤはブリヂストンで開発した発熱を抑える低燃費タイヤ、まさに「石橋」を叩いて渡る日本産業の総力戦でして日本のミライです。
 またトヨタの展示場の奧に家の模型が展示され、次のステップとして将来は各家々が水素燃料で電力をまかなえることを紹介していました。
MIRAI]に触れた瞬時に、もうそれは未来でなく現実となっています。さて、次の未来に触れたいものです。

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このページは、三休が2015年1月17日 01:18に書いた記事です。

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