近くのスーパーで子供が「水を飲め!」"WATーAAH !"と叫んでいるペットボトルを見つけました。ボトルの裏に子供向けの説明が書いてあります;
「君の頭脳は75%が水。君の心臓は75%が水。君の筋肉は75%が水なんだ。この意味わかるかな。君は足の生えたスイミング・プールのようなものさ。だから『水を飲め!WATーAAH !"』、そして君の体を天然水で満たし超元気に過ごそう!」
なんか今の私めを描いた様なイラストなので、これには笑った。胎児の約90%、新生児の75%が水分、子供で70%水が占めていますから、健康のためにジャンク・ドリンクでなく真水を補給するようにすすめています。ボトルも子供が握りやすいように細長くなっています。
これは子供向けに大切な啓蒙となりますが、この子供たちが成人する頃には、世界中が水不足で水の争奪戦が加熱していることと思います。20世紀が「石油の世紀」とすれば、21世紀は「水の世紀」と言われています。昔から「水を制する者が国を制す」で、これからはますますそれが顕著になってきます。すでに日本の水源も外国企業から狙われています。
人口大国インドや中国は慢性的な水不足が深刻化しています。中国では各地の地下水が汚染されて飲料水として使えなくなっています。このまま深刻な環境汚染で内部崩壊してゆくのではないかと囁かれていますから、近い将来に生き残りをかけてヒマラヤの水資源を求めブータンやネパールに南下してくることが予測されます(北朝鮮はすでにそうなりつつあります)。
そうなる前に、他国に先駆けて日本のODA援助と水販売商社がブータンやネパールと国家プロジェクトを組んで、なんとか天然水の生産と陸路のコストを解決させて、水ビジネスの採算が取れるよう手助けをしたいものです。ネパールからは雪解け「ヒマラヤ天然水」を、ブータンからは「幸福の天然水」というネーミングまで考えました。私はいま飲水の補充にヒマラヤの天然岩塩を併用しています。
ブータンはインドへ水力発電の供給が国家収入の大きな比重を占めています。将来は電力だけでなく世界の人々に「幸福の天然水」の供給です。たいした産業もない最貧国ブータンに自然力を生かした水ビジネスを育成したいものです。
(ブータン、ヒマラヤからの父なる川と母なる川の合流点)
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