喉の渇きに朝から晩まで「水、水、水、」を求めて砂漠を彷徨い歩く旅人を、家族や周りの者は「また始まったか」と、あきれた顔で見ていましたが、今ではみな私に習い水浸しの状態です。私は真理に感動するともうその事だけに夢中になってしまう性分なのですが、最近はそんな自分に半ばあきれながらも可愛く思うようになっています。
5月も中旬が過ぎ、私の花粉症シーズンもまもなく終わろうとしています。今年は体内に水を補給することで花粉症と向き合いましたが、どうやらしのぎ切ったようです。これまでだと今頃は扁桃腺が赤く腫れ、喉が痛く、朝は粘液のタン、咳が絶え間なく出でたいへんなのですが、そうした症状もなく快調に過ごせました。ただ母の日に(シーズン中は禁酒)もう大丈夫だろうと気がゆるみ、赤ワインを2杯飲んだらてきめんに目が痒くなってしまい5日間ほど辛かったです。目ヤニが出なかったのは幸いでしたが、潤ウル目の対処は来シーズの課題として持ち越されました。来年がまた楽しみです。
ともあれ36年も続いた花粉症が、水をたくさん補給することで無くなるとは、いかに自分の体が水不足だったかを物語っています。花粉症は水不足のサインだったわけですが、そうとも知らずによくもまあ今日まで虐待してきたものです。ごめんなさい。
考えれば水の補給は足し算の常識問題でした。人間の体は25%が個体で75%の水分で構成されてまして、水分が体重の60%〜65%を占めています。この水が血液として体内60兆個を越える細胞と細胞間を駆け巡り生体機能を活発にして健康保持しています。
人間の体が1日に排出する水分と補給水量は約:
呼吸によって排出 400 ml 1日の食事から水分 600
ml
皮膚からの蒸発 600
ml 代謝燃焼水 200 ml
尿や便から排出 1300 ml 1日の必要補給水 1500
ml
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1日排出量合計 2300
ml = 1日必要入水量 2300 ml
健康維持のために毎日1500ml(ペットボトル3本+)の水分補給が必要になります。私は不覚にもこの水の補給を長いこと怠ってきたことになります。しかも乾燥したアメリカ大陸に住んでいながらにです。
水補給による体質改善には4ヶ月ほどかかるようですが、2ヶ月を経過した現在、寝汗もなくなり、乾燥した肌もみずみずしくなり腕をギュとしぼると水が滴り落ちるかのようです。
(飲水法に続きます)
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